「通勤ラッシュの山手線で、降車時にモタモタしていた私に見知らぬ男性が大声で...」(千葉県・40代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Kさん(千葉県県・40代女性)
25年前、当時専門学生だったKさんは通学のため、毎日山手線に乗っていた。
通勤ラッシュでドア付近が混みあう中、降りる人の波に乗り損ねた彼女は......。
<Mさんの体験談>
25年前、専門学生だった私は通学のため毎日山手線に乗っていました。
下車する原宿駅までは30分ほど。
ラッシュでドア付近は混み合うのでなるべく車両の中央に行き、乗り降りする人の流れにのまれないようにしていました。
降りる人の流れに乗れず...
その日も私は車両中央付近に立って、乗車していました。
原宿駅に到着して降りようとしたところ、私の周りに降りる乗客がいません。
降りる人の波に乗り損ねた私は、必死にもがいて車両の扉まで辿り着こうとしました。
しかしモタモタしていたために、すでに乗り込んできた乗客に押し流されてしまったのです。
もう次の渋谷駅まで降りられないだろうと諦めたときでした。
大きな声で
「降りたい人がいるからちょっと空けてあげてー!」
と周りの人に呼びかけてくれた男性がいました。
その言葉を聞いて乗客の方々も協力してくださり、電車の扉が閉まる前に私は何とか降りることが出来ました。
見ず知らずの人のために...
当時の私は降りることに必死で、周りの方や呼びかけてくださった方に御礼は言えていなかったでしょう。
人混みできちんと確認は出来なかったのですが、声を上げてくださったのは30~50代のサラリーマン風の男性だったのではないかと思います。
殺伐とした朝の通勤ラッシュの山手線で大きな声で呼びかけて下さり、あの時は本当にありがとうございました。
無事に下車出来たことだけでなく、見ず知らずの他人のために声を上げてくださったという優しい心にずっと感謝しています。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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