「開かずの踏切の前で、小学生の僕にそっと寄り添ってきた見知らぬきれいなお姉さん。40年経った今も、あの時の後悔が...」(京都府・50代男性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Rさん(京都府・50代男性)
ある夏の日、小学生だったRさんは夕立に遭ってしまった。しかも場所は「開かずの踏切」の前。土砂降りで服も濡れてしまうが、待ち続けるほかない。
そんな彼に、綺麗なお姉さんがそっと寄り添ってきて......。
<Rさんの体験談>
今から40年以上前の夏、まだ小学生だった私は大阪府寝屋川市に住んでおり、寝屋川市駅前の英会話スクールに通っておりました。
当時の寝屋川市駅は高架ではなく地面を走っていたので、踏み切りがありました。長時間開かない、いわゆる「開かずの踏み切り」です。
その日も踏み切りを待っていたら、突然の夕立が。昼間は天気がよかったのに、どしゃ降りになりました。
頭上には傘、そして...
しかし、濡れはじめた服で踏み切りが開くのを待っていると、急に自分の真上だけ雨が止んだのです。
ふと見上げると赤い傘が。綺麗なお姉さんが隣に立ち、私にそっと寄り添ってくれていました。
お陰で服はあまり濡れず、まもなく雨も止んだので、無事授業にも出られました。
その時ちゃんとお礼が出来なかった事が、この歳になっても悔いが残り、忘れられません。
出来れば会ってお礼をしたいのですが、どこのどなたかも分かりません。ただ覚えているのは女子大生風の綺麗なお姉さんだったことだけです。
優しかったお姉さんが、今も幸せに暮らされてることを、祈るばかりです。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)