何て親孝行なんだ...っ! お惣菜屋にたった一人でやってきた少年の「目的」が素敵すぎる
「#接客業であったすごい客」
そんなハッシュタグとともにツイッターに投稿された漫画が話題を集めた。
投稿したのは『パパはキャバ嬢』の作者で、ツイッターやブログ「おたみの日々」上でも「女友達がヒモ男に貢いだ話」などを定期的に発表している漫画家の おたみ(@otamiotanomi)さん。
2022年10月3日に投稿されたその作品は、今から15年前にお惣菜屋のアルバイトをしていた時に出会ったある少年とのエピソードを描いたもの。13万2000件(12月23日時点)を超える「いいね」が付くほどの大反響を呼び、ツイートには以下のような声も寄せられている。
「なんと素敵なお話」
「泣きそう。男の子、言葉が丁寧なのも素敵。泣く」
「おたみさんの絵ってあたたかみがありますよね」
少年とおたみさんは、どんなやり取りをしたのだろうか?
「お母さんが熱なので...」
「あの...お母さんが熱なのでやわらかい食べ物と2年生の妹の晩ごはんを買いにきました」
お惣菜屋のバイト中に現れた小学生の男の子。病床の母を気遣い、おつかいに来たらしい。
母のために柔らかい食べ物と、妹の晩ごはんを買いに来たのだという。なんとも親孝行な少年だ。
おたみさんによれば、その後同僚のパートさん(主婦)が「お母さんには脂っこい物じゃないほうがいいね」と夕御飯を選んであげたそう。さらにはパートさんが自腹で唐揚げを奢って、少年を労っていたという。
「主婦の方は同い年くらいの子供さんがいるそうで『他人事にするのは無理だわ~』と笑顔で言ってました」(おたみさんのツイートより)
この少年は、惣菜屋アルバイト時代で、一番印象深いお客だったそう。おたみさんはツイートで、
「お惣菜屋のバイトはもう15年前のことなので、今ではこの男の子は成人して立派な青年になっていると思います」
と、大人になった少年に思いを馳せていた。