「こんなところに1人で...」
なぜか「外に出たら見つかるかもしれない」と思った私は、家を飛び出しました。
家があるのは繁華街のすぐそば。でも、夜の繁華街に出たのはその日が初めてでした。
昼間とはかなり印象が違っていたせいか、家からすぐ近くなのに迷子に。
母を見つけるどころか、帰り方もわからなくなってしまいました。
繁華街で迷子になってしまった(画像はイメージ)
私は繁華街のど真ん中を、泣きながら歩きました。すると、自転車に乗った男子高校生に声をかけられたのです。
「大丈夫? こんなところに1人でどうしたの?」