まるでゲームの世界! 岡山・蒜山高原にそびえたつ建物が「神殿」みたいでワクワクする
「ラスボスが潜んでそうな神殿」
そんな呟きと共に投稿された建物が、ツイッター上で注目を集めている。
こちらは、大阪府在住のツイッターユーザー・けいしろ(@keishirooooon)さんが2022年12月12日に投稿した画像。
白い雲が流れる夜空の下、月の明かりとライトアップによって煌びやかに照らし出されているのは、幾何学図形のような見た目をした不思議な建造物だ。
まさに「神殿」といった幻想的な雰囲気が漂う光景に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「こんな建物あるんですね」
「凄っ! パルテノン神殿が変形した!!」
「撮影の仕方で神様が出てきそうな...それこそ<神殿>になるやつ」
この建物、一体何なのだろう。Jタウンネット記者は16日、投稿者のけいしろさんに話を聞いた。
思わぬ副産物だった
けいしろさんが話題の写真を撮影した場所は岡山県真庭市の蒜山高原にある観光施設「GREENableHIRUZEN」。10月8日のことだったという。
けいしろさんはもともと、月と天の川を同時に撮ろうと思い、この場所を訪れた。しかし、いざ現地に到着すると、どんどん雲が出てきて星が見えなくなってしまったという。
「どうしよう、と思いながら雲の様子を見てると月が出てきて、ちょうど建物の角にかかりそうだったので、慌てて設定を変えて撮り直しました」(けいしろさん)
岡山県観光連盟公式サイトによると、「GREENableHIRUZEN」はサステナブルをテーマにした施設。注目を集めた「神殿」はそのシンボル的存在で、かつて東京・晴海にあった「CLT PARK HARUMI」(デザイン監修:隈研吾建築都市設計事務所)を移築したものだ。現在は「風の葉」という愛称で呼ばれている。
そんな建物が、大量の雲と月光の下にあるというシチュエーションを利用し「幻想的、かつ魔王が住んでいそうなホラーチックな雰囲気も出るような構図作り」を意識した、とけいしろさん。
「建造美的に好きなので天の川と合わせたいなぁと思って行きましたが、思わぬ副産物が撮れて良かったです。来年の夏は天の川と共に撮影したいと思います」(けいしろさん)
月光の下でも十分魅力的だが、天の川をバックにした「神殿」もさぞ雰囲気がありそうだ。