「セブンイレブンより、ロシアの方が家に近い」 とあるツイ民のつぶやきに反響→セイコーマートの心強さが浮き彫りに
2022年10月26日、とあるツイッターユーザーが投稿した次のようなツイートが、いま話題となっている。
自宅からの距離です
マクドナルド 1km
セブンイレブン 130km
ローソン 154km
イオン 167km
スタバ 240km
アニメイト 243km
ファミリーマート 234km
ロシア 50~60km
自宅から、マクドナルドまではかなり近そうだが、セブンイレブンやローソンは100キロ以上も離れているらしい。ファミマやスターバックスまではなんと200キロ以上も......。
ところが、ロシアまでは、50~60キロ! エーッ、コンビニよりロシアの方が、はるかに近い?
ツイッターユーザー「しろまる最北日記@固定みて」(@Asuka_Shiromaru)さんが投稿したツイートには、9万件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中だ(10月28日現在)。「いったい、ここはどこなんだ?」 「ひょっとしたら、あそこ?」 多くのツイッターユーザーの関心が高まってしまったようだ。
ツイッターにはこんな声も寄せられている。
「どうやって生活してるんだ...」
「セブンよりロシアの方が近いwww」
「ロシアに近いなんて、どこ住みなんでしょう?わっかんないなぁ...」
賢明なる読者は既にお察しの通り、ここは「日本最北端の地」稚内である。Jタウンネット記者は、投稿者の「しろまる最北日記」さんに稚内での暮らしについて話を聞いた。
「ロシアのコンビニの方が近そう」
投稿者「しろまる最北日記」さんは、冒頭のツイートを投稿する前に、こんなつぶやきをツイートしていた。
稚内でローソンを検索すると、北海道を中心に展開するコンビニ「セイコーマート」(運営会社:セコマ)しかヒットしないというのだ。
「そこから芋づる式に思い出して、各コンビニチェーンまでの距離をツイートした次第です」
と「しろまる最北日記」さん。半ばヤケになって検索している様子が思い浮かぶ......。
ところで、記者も試しにGoogle Mapで「稚内 ローソン」と検索してみた。18軒のセイコーマートが表示された。「稚内 ファミリーマート」「稚内 セブンイレブン」でも、同じ結果だった。
22年9月時点で北海道に1084店を構えるセイコーマート。道内のほぼすべての自治体にあるこの店の頼もしさについて、しろまる最北日記さんは「道内ならどんな僻地にでも出店する、地域に欠かせない存在」と語った。
サイゼに行くにも一苦労
横浜出身だという「しろまる最北日記」さん曰く、「稚内市民にとっては当たり前の日常でも、東京など大都市圏に住むフォロワーの方には信じられないような内容が多くあると思います」。
そこで、道外の人間からみて珍しいと思える事がらに注目しているそう。
「距離感覚」の違いはその最たるものらしい。
「札幌~旭川っていうのは130キロしか離れていないから隣町みたいなものだよ」
「北海道に慣れてくると、『300キロない、よし近いぞ』ってなります(個人差はあります)」
「サイゼリヤは高級料理店です。ドリアひとつ食べるだけで ミラノ風ドリア300 円、ガソリン代5000円、計 5300円もするんですよ(編注:稚内から最も近いサイゼリヤは旭川市にある)」(「しろまる最北日記」さん)
それに比べると、ロシアは近い、ようだ。
「ロシアまで=フルマラソン おぼえて」(「しろまる最北日記」さん)