JR主催の鉄道イベントで「まさかのモノ」が売られていた件
毎年10月14日は「鉄道の日」である。1872年のその日、新橋~横浜間に日本初の鉄道が開通したのだ。
2022年はそれから150周年の節目の年であり、各地でこれを記念するイベントが行われている。
10月8日にはJR九州がアミュプラザ鹿児島で「鉄道の日JR秋のふれあいDAY2022」を開催。そこで販売されていた「あるもの」がツイッター上で注目を集めている。
JR九州の売却土地
紹介します!!
そう書かれたポスターがパネルに貼られている。その隣には宅地・建物を売買する際に必ず掲示しなければならない「宅地建物取引業者票」の標識が。
つまり、JR九州はイベントで自社が販売している土地を売っていたのだ!
つり革なんかの鉄道部品や電車グッズを販売するのはわかるけど、土地までとは......。驚きの「売り物」はイベントに訪れていたツイッターユーザーのあきかん(@akikan817)さんが投稿したことで注目を集め、見た人からはこんな驚きの声が寄せられている。
「ちゃんと業として登録しているところが凄いわ」
「JRが土地売買やってるのは知らんかった」
「さすが走る不動産屋だぜw」
鉄道ファンが集まるであろうイベントとはいえ、「土地」が売れるなんてことがあるのか。12日、Jタウンネット記者がJR九州に聞いた。
イベントでの販売で契約に至ったことも
JR九州・施設部企画課の担当者によると、同社がイベントでの土地販売を始めたのは2021年。小倉駅(北九州市)で開催されたイベントでの実施が始まりだった。
「以前は、販売している土地に看板を立てるだけで、全然人に見てもらえず、契約にもつながりませんでした。そこで、より多くの人に売っている土地を知っていただくために、2021年からイベントで紹介するようになりました」
21年には計3回実施し、8日のイベントは4回目。この日は九州全域にある20か所の土地を紹介していたという。
気になるその成果を聞くと、「イベントではこれまでに1件、契約に結び付きました」。8日のイベントでも土地に興味を示していた人がブースにやったきたそうだ。
今後どのイベントで土地を紹介するかは未定であるものの、「チャンスがあれば出る」とのこと。
JR九州の土地に興味がある人は鉄道イベントを要チェックだ。