「病院にお見舞いに行った帰りのバス。『お母さんに会いたい』と泣く5歳の私に、前の席の女性客が...」(静岡県・30代女性)
一向に泣き止まない私に...
「お母さんに会いたい」と泣きやまない私に、祖母も困っていたと思います。
そのとき、前の席に座っていた女性が振り返りました。
そして、「よかったらどうぞ」と大きな箱をくれたのです。なんだろう、と開けてみると中にはたくさんのチョコレートが並んでいました。
私は「え!?これ全部もらえるの!?」ととても嬉しくなり、すぐに気分がパッと切り替わったことを覚えています。
きっと、誰かに渡す予定のチョコレートだったのでしょう。
それを、病院から帰るバスで泣いている私を見て事情を察し、くれたんだと思います。
あの時チョコレートを貰ったことで、バスの中だけじゃなく、家で我慢していた気持ちも救われて、本当に嬉しかったです。
一緒だった祖母は今年で104歳になりますが、今でもそのときの話を一緒にします。
きっと一生忘れない優しさです。
あのときは本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)