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東京の住宅街で野生生物のバトルが勃発! 「カニ VS スッポン」白熱した勝負の行方は...

大久保 歩

大久保 歩

2022.10.10 20:00
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ごちそうが......!!

戦いの舞台は、東京都内の世田谷区・目黒区・大田区にまたがる、14キロメートル超の「呑川(のみかわ)」。

「噛みついたら離さない」ことでお馴染みのスッポンが右方向へ悠然と泳いでいき、カニと会敵する。

ひたすら追うスッポン。カニ歩きで逃げ続けるカニ。両者は一瞬、接触したように見えたものの、カニが付かず離れずの距離へと戻った。その後もスッポンの勝利かと思う瞬間は何度か有れど、いっこうに決着はつかない。カニが反撃しているように見えるシーンもある。

狙うは、魚よりカニ
狙うは、魚よりカニ

2匹の近くには小魚の群れが泳いでいるのも見える。しかし、スッポンはそれには目もくれず、ただただカニを追い続ける! 彼(?)にとってはカニのほうがごちそうなのかもしれない。

バトルはその後5分ほど続き、そして戦況が変わった。きっかけは、カニが川のやや深いところへ逃げるという英断を下したことだった。

スッポンも1度は追いかけたものの、慌てたようにすぐ浅い場所へと戻ってしまった。とうとう諦めたのか、そのままカニがいないほうへ泳ぎ去っていく......。

深追いはしない主義?
深追いはしない主義?

見事に逃げ切ったカニは、浅いところに悠然と戻り、スッポンが泳いでいったのと反対方向にカニ歩きで行ってしまった。まさに、逃げるが勝ち?

実は、スッポンという呼び名で知られる「ニホンスッポン」は、東京都が絶滅危惧Ⅰ類に指定しているレアな動物なのだが、29日に筆者が投稿者の高畑さんに話を聞いたところ、1か月ほどの間に呑川で3度スッポンを目撃したという。それぞれ別の場所に居たそうだ。

ちなみに、スッポンとカニが一緒にいるのを見たのは今回が初めてだったとのこと。はたしてリベンジマッチはあるだろうか。

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