絵本から飛び出してきたの? 山で目撃された「よくばりなナキウサギ」がメルヘンすぎる
花やキノコを運ぶナキウサギたち
kaoさんが話題のナキウサギと遭遇したのは8月30日、場所は北海道美瑛町にある十勝岳の麓の望岳台(ぼうがくだい)だ。
「毎年何度も行っている場所で、この時期はナキウサギが冬の食料を貯め込む季節なので、それを撮りたく待っていました」(kaoさん)
ナキウサギが食料を補完する場所は決まっているため、kaoさんはそこに張り込んで撮影に臨んでいた。ナキウサギたちはそこへ、草や花、キノコなどを運んできていたという。
写真の個体が咥えているのはシラタマの木とリンドウの花。「二種類の植物を同時に運んでいるのには驚き、感動しました」とkaoさんは振り返った。
北海道公式観光サイト「HOKKAIDO LOVE!」によると、十勝岳望岳台は標高930メートルのビューポイント。十勝岳の噴煙やむき出しの岩肌など、ダイナミックな景色を楽しめる場所だ。
周辺には1周約45分で散策できる遊歩道も設けられていて、「運が良ければエゾナキウサギが見られるかもしれません」とのこと。訪れる時には小さな生き物を見逃さないよう、目を凝らしておこう!