これが模型...だと? ジオラマ作家がプラ板から作った「駅前ビル」の再現度がエグすぎる
こだわりがスゴイ
藤平さんは、ツイッターやYouTubeで風景ジオラマや鉄道レイアウトの作品を公開している「野良のジオラマ作家」。YouTubeでは2020年8月21日から「住んでる街をジオラマ化する」というシリーズで、神奈川県横浜市の相鉄・和田町駅周辺や沿線の建物などのジオラマを制作し、その過程を動画で発表している。
最終的にどれくらいの規模の「街」にするかはまだ決めていないが、ジオラマの中で鉄道模型を走らせる予定。話題の作品も、その企画の一環で制作した和田町駅前の「板津興産ビル」のジオラマだ。
ビルの形を再現するにあたって藤平さんは現場に足を運び、様々な角度からビルを観察。その後、プラ板やプラ棒を切り貼りして外枠を作り、塗装を施す。窓ガラスはクリアファイルで、フェンスや屋上の設備などは3Dプリンターを使って作ったものを取り付けているそうだ。制作にあたってはGoogle Earthを使った形状の再確認も怠らない。
「細部にこだわらず全体の完成を意識しました」と藤平さんは語るが、筆者から見れば細部の再現度も驚異的。お店の看板はもちろん、お店のドア前のガチャガチャ、正面からは見えない側面の屋外階段まで細かに作られている。
今回のジオラマの制作過程は、YouTube上では「住んでる街をジオラマ化する#12」の中で紹介されている。また、8月21日の動画では、和田町駅前にある他の3つの建物も作成。
藤平さんは動画内で「街の完成はまだまだ先になりそうです」と述べているが、「駅前感」がどんどん出てきている。
街の成長を見届けたい読者は、藤平さんのアカウントをチェックしてほしい。