嬬恋村をドライブ中は「愛妻家に注意」して 謎の道路標識が生まれたワケは?村役場に聞いてみた
本当に注意してね!
愛妻家に注意――そんな変わった注意喚起は、標識のすぐ近くにある「愛妻の丘」というスポットに関係している。
職員によると、「嬬恋村」は1889年に発足。その名前は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が碓日坂(現在の鳥居峠)で、亡き妻の弟橘姫(おとたちばなひめ)を追慕して「あづまはや」――つまり「ああ、わが妻よ(、恋しい)」と叫んだことが由来。この故事にちなんで嬬恋村は「妻恋しい村」として歩みを始め、2006年には日本愛妻家協会から「愛妻家の聖地」に制定された。
そして、08年に誕生したのが「愛妻の丘」だ。その存在により、嬬恋村は「愛妻家の聖地」として世界的に有名になったのだとか。

問題の「愛妻家に注意」の標識はそんな「愛妻の丘」が作られたのと同時期に、村によって設置された。
「愛妻の丘は聖地で訪れる人も多いです。道路の人通りも多いですし、走行時に注意が必要との考えも込めれているようです」
と観光商工課の職員。人気の観光地の周辺だからこそドライバーも真面目に注意する必要があるのだ。
愛妻の丘の近くを通る際は、その場所を訪れた愛妻家の飛び出しなどに気をつけたい。
#びっくり道路選手権
— たかな@高側道の人はR4年二級建築士製図試験 (@takana_sokudo) August 10, 2022
群馬県嬬恋村にある「愛妻の丘」近くの道は、農耕作業者と愛妻家に注意しないとダメですよ! pic.twitter.com/5tgtw3sfAd