「ほんとに結界張れそう」「夜見たら失神する」 赤く光る「ハイテク御札」がカッコよすぎて、妖怪も裸足で逃げ出すレベル
日本の夏といえば――怪談だ。
毎年この季節になるとテレビでは心霊番組が放送され、お化け屋敷や肝試しが盛り上がり、SNS上でも心霊体験談が語られる。うだるような暑さを、肝を冷やすことで忘れさせてくれる夏の風物詩だ。
しかし、「怖い話をすると霊が寄ってくる」という話もあるが......そんな時、悪霊や妖怪が裸足で退散していきそうな「カッコよすぎる御札」がツイッター上に投稿され話題になっている。
この動画は、2022年7月23日、ツイッターユーザーのDai@Blender勉強中(@Dai_Herreria)さんが投稿したものだ。
灰色のフレームでふちどられた透明なお札には、「妖怪除守護府」という文字と勾玉が2つ組み合わさったような「陰陽太極図」が書かれている。それを親指で触れると、赤い光が!
その色味やじんわり光ってじんわり消える演出、ジジジジジジ......という独特な機械音はまさにサイバーパンク。
このハイテクすぎるお札、一体どうやって作成したのか? Jタウンネット記者は1日、Daiさんに話を聞いた。
薄い「御札」をいかに再現するか
Daiさんは3Dプリンターなどを用いてコスプレ用の小道具を制作する「コスプレ造形師」。光るお札は「東方Project」のキャラクター・博麗霊夢が持っているものをモチーフに、電飾を使ったコスプレ作品の制作などを行う友人の五味(@GomiHgy)さんと一緒に作ったという。
一体どんな方法で作ったのかをDaiさんに聞いてみると、
「3ミリのアクリルを2枚、レーザーカッターでカット・彫刻し、それを重ねています。それに対して周囲から光を当てると、彫刻部分が光るように見えます。 フレームの部分はCADで設計し3Dプリンターで出力しました。 ちなみに、3Dプリンター、レーザーカッター共に家庭用の物です」
と答えた。工程はシンプルだが、やはりその過程には苦労もあったという。
「御札という『薄いもの』を再現するにあたって、重さや・厚みをどこまで許容できるかに大分悩みました。 結果的にいいバランスに落ち着いたと思っています」(Daiさん)
それをふまえてもう一度動画を見てみると、サイバー感を出しつつも「御札」としての絶妙なバランスの薄さを実現しており、そのこだわりが改めて分かる。
この厨二心をくすぐられるサイバーパンクなお札はツイッター上で話題になり、8月3日昼時点で5万件のリツイート、21万9000件のいいねが集まっているほか、
「ゲーミング御札かっこいい!」
「陰陽師が術使った時みたいでかっちょいい✨✨✨」
「ほんとに結界張れそうですね⁉️」
「夜見たら失神するレベル」
など、感嘆の声が寄せられている。