「仕事の途中で立ち寄った県外のコンビニ。社用車を降りた途端、見知らぬおじさんが『あんた...』」(福岡県・40代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Yさん(福岡県・40代女性))
21年ほど前、当時23歳だったYさんはその日、福岡から大分へと社用車を走らせていた。
途中、コンビニへ立ち寄ろうと車から降りたところに、突然男性が声をかけてきて...
<Yさんの体験談>
21年ほど前、当時私が23歳くらいだった頃、毎日1人で社用車を運転して県外へ行く仕事をしていました。
その日も福岡市の会社から峠を越えて大分県日田市へ。
そこで市内のコンビニへ寄った際、車から降りたところで、見知らぬおじさんに突然声を掛けられました。
おじさんに言われて、自分の車を見ると...
「あんた、タイヤパンクしとるよ」
見ると、後ろのタイヤが片方ペチャっとなってました。
「スペアタイヤに交換しないと......」と思い、車をコンビニからすぐそばの高架下スペースに移動。
しかし、社用車どころか自分の車のタイヤ交換すらやった事のない私はどうして良いか分からず、携帯電話で同僚にやり方を教えて貰いながら交換するしかありません。
「スペアタイヤをトランクルームのシートの下から取り出して、それから、工具がそこにあるはずだから...」
と言われた通り、私が工具を取り出していたその時。
クロネコヤマトの車がすっと横に停まり、降りてきたドライバーの方が近づいて来たんです。
ヤマトのドライバーは私に肯いて...
そしてまだ電話を片手にモタモタしてる私を見てちょっと頷いた後、テキパキと作業を開始。
黙々と始めたのでびっくりしましたが、「あ、交換してくださってるんだ!」と気づきました。
そしてその人は、あっという間にスペアタイヤへ交換してくださいました。
私は急いでコンビニへ走り、缶コーヒーをお渡しすることしか出来ませんでした。
あの時助けていただけなかったら、きっと私はそのままタイヤを交換することはできなかったでしょう。
あっという間の出来事でしたが、後々考えると本当に助かったなぁ......と度々思い出しては感謝しています。
あの時のドライバーさん、本当にありがとうございました!
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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