突然だが、こちらの画像をご覧いただきたい。 ユーモラスで可愛いビジュアル(画像は関口かんこ(@pkb5648)さん提供、以下同) 丸くてつぶらな瞳と黄色いくちばし。白い丸みを帯びたボディは爪楊枝でつながっている。 ――これが一体何なのか、皆さんは分かるだろうか。 2022年7月13日、この画像をツイッターに投稿したのは東京都在住の漫画家の関口かんこ(@pkb5648)さん。 ある生き物を模ったもので、これからの時期に欠かせないモノらしい。 ヒントは「乗りやすそうな形状」だ。 背もたれまでふかふかのアヒル その正体は... 実はこれ、お盆の時期によく見かける「精霊馬」。キュウリやナスに割りばしを差して、それぞれウマとウシに見立てるのが一般的だが......いったいどうしてこんな風変わりな形に? 投稿者の関口かんこさんはその理由を、ツイッター上でこう呟いている。 「遊びにきている母が今日がお盆の入りなんだって! どうしようなにも用意してないからお父さん帰ってこられないわ!と言うので急遽きゅうりの馬を作ろうとするも冷蔵庫に大袋入りジャンボマッシュルームしかない。仕方なく父には背もたれまでふかふかのアヒルちゃんに乗ってきてもらうことになった」 なるほど。キュウリがなかったのであれば、仕方ない......か? それに、ジャンボマッシュルーム製のふかふかのアヒルちゃん、背もたれもあるし、スピードも結構速そう。むしろキュウリの馬よりも快適かもしれない。 Jタウンネット記者は14日、投稿者の関口かんこさんに「ジャンボマッシュルーム精霊アヒル」制作時の話を詳しく聞いた。 目はしめじ、口はとうもろこしで... 「急に母から精霊馬が作りたいと言われてもきゅうりもナスもなく、あったマッシュルームが白かったのでアヒルになりました」 あらためて「精霊アヒル」が誕生した経緯を尋ねると、関口さんはそう教えてくれた。 マッシュルームの色から発想を得て、アヒルの形状になったらしい。目にはシメジ、口にはトウモロコシを使ったそうだ。 ところで、「精霊馬を作るのに7月は早すぎない?」と思った人もいるかもしれないが、関口さんが住む東京(一部を除く)のように、7月半ばにお盆を行う地域もある。関口さんのお父さんも、突如現れたアヒルちゃんを見て、「これで帰ればいいんだ」とさぞ安心したことだろう。 パーツもこだわってる! 個性豊かな精霊アヒルちゃんはキュートなだけでなく、「乗り手」になるお父さんへの気遣いも込められている。 「きゅうりやナスの精霊馬は体しかなく掴まるところ欲しいんじゃないかと常々思っていたので、帰ってくる父が掴まりやすいようにと首から上をつけたのがポイントです」 確かに、キュウリやナスはつるつるとしているので、途中で振り落とされないようにするのが大変そう。 しかしこのアヒルちゃんなら、しっかり掴まることが出来る。可愛くてユニークで、さらに優しさが詰まった精霊アヒルに対し、ツイッターでは 「ふかふかのアヒルちゃん、かなりの高級車ですね」 「三度見しておそるおそる乗ったであろうお父様を想像いたしました。お帰りなさい」 「お父様ニッコニコで帰っていらっしゃりそう」 「あちらで他の方のお迎えに混ざると、めっちゃ目立つと思われます ですので、お父様も迷わず乗ってくださると思うのです 見分けやすく、乗り心地も良く......て、サイコーですよね!」 といった声が寄せられている。関口さんのお父さんはきっと、フカフカと快適な旅を楽しんだに違いない。