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絵画のように美しいのは、なぜ? 岐阜にある「モネの池」の秘密に迫る

松葉 純一

松葉 純一

2022.07.01 20:00
「まるで絵画のように美しかった」

2022年6月27日、そんな言葉と共に1枚の写真がツイッターに投稿され、話題となっている。それが......これだ。

ひらゆい(@yuiphoto2)さんのツイートより
ひらゆい(@yuiphoto2)さんのツイートより

鬱蒼と茂った森を背景に、驚くほど澄んだ池の中を、色とりどりの鯉が泳ぎ回っている。とても現実のものとは思えない、まるで絵画の世界としか言いようがない。

ツイッターユーザーのひらゆい(@yuiphoto2)さんが投稿したこの写真には13万件を超える「いいね」が付けられ、拡散中である(6月29日現在)。

あまりにも美しい風景に、SNS上ではこんな声があがっている。

「涼しそう」
「すご! こんなとこあるんだ!」
「鮮やか! 鯉も華やかに彩ってますねー」
「キレイ!癒やされました!」
「素晴らしい光景ですね。優雅に泳ぐ鯉達が、とても美しいです。神秘的な雰囲気に、魅了されます」

本当に、現実の光景なのか。Jタウンネット記者はひらゆいさんに詳しい話を聞いてみた。

湧き水の恵みと、きめ細かい管理と努力

ひらゆいさんによると、撮影場所は、岐阜県関市板取(いたどり)にある、名もなき池――通称「モネの池」だという。今年の5月下旬に撮影したもので、今回が2回目の訪問だったそう。

撮影の際の苦労を聞くと、こう答えた。

「鯉のタイミングが凄く難しかったです。丁度エサやりの方が来られ真ん中に撒いてくださり、このように鯉が集結した写真がタイミング良く撮れました」(ひらゆいさん)

次に、Jタウンネット記者は、関市板取事務所に電話で取材した。この池について、担当者は次のように説明した。

「モネの池というのは、根道(ねみち)神社の敷地にある貯水池のことです。
もともと湧き水が出ていたのですが、それを利用して、1980年以降整備してきた農業用の池です。湧き水なので、水温は一年中一定で、冬温かく、夏涼しいという特色があり、水草も長期間花を咲かせているようです」
「地元住民の有志が睡蓮やコウホネを植えたり、鯉を入れたり、徐々に整備してきました。2015年頃、SNSで一気に拡散し、観光客が激増したこともありました。現在も、地元の方が中心になって、水草や鯉の管理をされています」

「まるで絵画のように美しかった」という感想が出る景色の秘密は、湧き水の恵みと、地元の人々のきめ細かい管理と努力、だったのだ。

「モネの池」を訪れるときは、車で行くのがオススメ。とはいえ、山間部に位置しているため、岐阜市内中央部から約1時間、高速道路を降りてから約40分はかかるそうだ。ただし駐車場は、160台もとめられる大スペースが用意されている。

「それでも過去には、あふれることもあったんですよ」と、関市板取事務所は苦笑しながら語った。SNSの拡散力、恐るべし。

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