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そこが居心地いいんです...? ヘラサギさんたち、まさかの場所で巣作りしてしまう→花鳥園も「びっくりです」

大山 雄也

大山 雄也

2022.04.21 18:06
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どうしてそんなところに――。そう感じざるをえないヘラサギの姿がツイッター上で話題を集めている。

なぜシンクの上に?(写真はぶんちょネルラ@sonbondaisukiさんのツイートより)
なぜシンクの上に?(写真はぶんちょネルラ@sonbondaisukiさんのツイートより)

こちらはツイッターユーザーのぶんちょネルラ(@sonbondaisuki)さんが、2022年4月9日に投稿した1枚。

静岡・掛川花鳥園で撮影したという2羽のヘラサギはどういうわけか、来園者の手洗い場として利用されているシンクの中に立っている。そして、すぐ下の注意書きにはこんな一文が。

「ヘラサギさんたちが巣として使用しています!」

なんと写真のヘラサギは、シンクを巣として使っているのだ。これには投稿したぶんちょネルラさんも「ちょwww そこ巣にしちゃったの」とツッコミを入れる。

この投稿はツイッター上で約2800リツイートと約8900いいね(18日夕時点)のほか、「可愛すぎた」「鳥ファーストな花鳥園 好き」などさまざまなコメントも集めるなど注目の的に。同時に、こんな疑問の声も寄せられた。

「何が決め手で巣になったのか気になります」
「ヘラサギさんに入居の理由を聞いてみたい」

たしかに、なぜヘラサギがシンクを巣にしてしまったのかは気になるところ。そこでJタウンネット記者は4月11日、掛川花鳥園のバードスタッフ(飼育員)に話を聞いた。

職員もびっくり

「ヘラサギは、巣を地面よりも高い場所に作る習性があります。彼らがいる場所は動物と来園者が直に触れ合える空間です。そこに手洗い場を設置していたのですが、高さもありますし、そこがたまたま気に入ってしまったようです。
自然由来の場所のほうが巣は作りやすいと思っていたので、職員もびっくりです」(掛川花鳥園のバードスタッフ)

同園ではヘラサギがシンクを巣にしてしまった後、職員がより高い位置に巣を作って誘導したが、ヘラサギたちはシンクから離れなかったという。

「シンクの中に巣を作ったヘラサギは過去にもいたのですが、今回のペアは特に巣作りに熱心で、卵も産みました」(掛川花鳥園のバードスタッフ)
シンクの中に巣を作ったペアから産まれた卵(写真は掛川花鳥園提供)
シンクの中に巣を作ったペアから産まれた卵(写真は掛川花鳥園提供)

まさかの場所を気に入ってしまったヘラサギだが、その生活は順調な様子。

バードスタッフは今後も「温かく見守っていきたいです」とコメント。職員のサポートもありながら、幸せな生活を送ってほしい。

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