ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
ふるさと納税
グルメ
地元の話題
地域差・ランキング
PR

田舎暮らしの概念が変わるかも?鳥取県湯梨浜町のカルチャー探訪録

お知らせ

全国のやさしさ集まる【ほっこりタウン】できました

2022年=明治155年? 頑なに「改元」しない明治村の姿勢に反響→実は深い理由があった

福田 週人

福田 週人

2022.04.11 20:00
0

込められたのは「温故知新」の精神

同館の学芸・催事担当(広報担当)の反端一也さんによると、看板が明治村正門付近に設置されたのは元号が平成だった時のこと。ただ、設置した当時の資料が残っておらず、何十年もの間設置されている、ということ以外はわからないそうだ。

また、それ以前にも同じような看板が存在していたが、現在は保管しておらず、いつから設置されていたのかも不明。

ただ、いずれにしても「元号の表示は常に『明治』だった」と反端さん。

ずっと「明治」であり続ける(画像は明治村広報より)
ずっと「明治」であり続ける(画像は明治村広報より)

そこには、明治村の思いが込められているのだという。

「明治時代は、政治や教育、文化など、あらゆる面で私たちが生きる『今』の礎が築かれた時代です。現代の私たちのルーツともいえる明治時代を知ると、自分の未来にとって有益な気づきを得られることがたくさんあります。一言で言うと、『温故知新』です。
明治と『今の自分』とのつながりを意識して欲しい、という思いを込めて、看板の元号を『明治』にしています」(反端さん)

忙しない令和の時代を生きている読者の皆さんも、たまには遠い明治時代に思いを馳せてみてはいかがだろうか。

反端さんの言う通り、何か思いもよらない発見や気付きが得られるかもしれない。

PAGETOP