A.B.C-Z河合郁人に「クルマエビ推し」して欲しい! 愛知県観光文化大使就任で期待かかる
ジャニーズ事務所のアイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人さんが2022年度の愛知県観光文化大使に就任し、3月30日に愛知県公館で行われた任命式に出席した。
30日には、大村秀章知事が自身のツイッターアカウントで任命式での一幕を投稿。
「愛知県観光文化大使として、愛知の魅力を全国にPRして頂きますようお願いします」
と河合さんに期待を寄せた。
ジブリパークのオープンを11月、徳川家康が主人公のNHK大河ドラマ「どうする家康」の放送を2023年に控え、ますますの盛り上がっていくだろう愛知県。
県にとって重要なタイミングで観光文化大使に就任した河合さんには、特に力を入れてアピールしたいものがあるようだ。
グループの愛称にちなんで
3月31日付の朝日新聞デジタルの記事によると、河合さんは任命式でA.B.C-Zの愛称が「エビ」であることに言及。そのうえで、こんなことを話したという。
「エビと武将を中心にPRしていきたいですね」
そして、「名古屋のエビフライは巨大でインパクトがある」ともコメントしたそう。
名古屋名物・エビフライを念頭に置いた発言のようだが、ツイッター上ではこんな声も。
「エビのPRってことは...愛知産クルマエビとか」
「愛知県の魚は、クルマエビ!」
不勉強なJタウンネット記者は恥ずかしながら、愛知県とクルマエビの結びつきをよく知らなかった。そこで、愛知県農林水産部水産課を取材。クルマエビと県のかかわりについて教えてもらうことにした。
実は「クルマエビ王国」でした
「愛知県では昔からクルマエビが獲れていて、近年でも漁獲量が全国で1位なんです。それで県の魚にもクルマエビが選ばれています」(愛知県農林水産部水産課の担当者)
クルマエビを魚と呼んでいいのか――そんな反対意見もあったものの、生産関係者たちで構成された選定委員会が「漁獲量が全国1位」「将来的にも獲れそう」「県民にも親しまれている」などの理由からクルマエビが県の魚に選んだのは1990年のこと。
最新である2020年の「海面漁業生産統計調査」でも、愛知県のクルマエビの漁獲量は75トンで都道府県別で全国1位に輝いている。
さらに、県内では養殖は行われておらず、愛知県産クルマエビは全て天然物というのだからすごい。「クルマエビ王国」と言えそうだが、愛知県=クルマエビとのイメージはあまりない。
「私は愛知出身で小学校の頃に、教科書でクルマエビが県の魚になっていると載っていた記憶もあります。ただ、全国では愛知県が漁獲量1位といった話はあまり知られていないと思います......」
「もしも、河合さんがクルマエビもPRしていただけるなら嬉しいですね」(愛知県農林水産部水産課の担当者)
「愛知県といえばクルマエビ」。河合さんが「エビ推し」してくれれば、そんなイメージはどんどん広まっていくに違いない!