「ホームと車両の隙間が怖くて、駅で動けなくなった小学生の私。乗れずに泣いていると、後ろから...」(都道府県・年齢性別不明)
泣く私に声をかけてきたのは...
下を向いて、隙間をずっと見ていました。
その時にじっと見ていたよそ行きの靴のつま先を今も覚えています。
しかし、母は幼い妹と荷物を抱えていたので、私に構っている余裕はありません。
母から見れば1年生でも十分跨げる小さな小さな隙間だったのだと思います。
隙間が大きくて怖い、跨げない、と泣く私に
「大丈夫だから!早く乗って!」
と急かしました。
それでも足がすくんで泣くしかできなかった私に、後ろに並んでいた若い女性が声をかけてきました。
「おねえちゃんと一緒に乗ろう」
そう言って、私の手を握って一緒に乗ってくれたのです。
今の私はもう、当時のお姉さんの2倍ぐらいの年齢だと思います。
お姉さんも6~70代になっているでしょうか。
それでも、今でもあの笑顔を忘れられないですし、自分が同じ立場でもお姉さんほど親切に出来るかわかりません。
きっと育児でいっぱいいっぱいの母の気持ちも救ってくれたはずです。
あのときはありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。