心配しないで、あなたの意見に「完全同意」だから! 誤解を生みがちな「東北民の相槌」がこちら
「(ン)だから!」
会話の途中に、上のような相槌を入れられたら、どうだろう?
一瞬、「?」となり、話の続きや落ちを催促されているように感じるかもしれない。ひょっとしたら否定されていると心配になるかも......。
だが東北出身者にとって、「(ン)だから!」は、「それな」「ほんとに」という肯定・同意を表す意味だという。「お、けっこう受けてるな」「盛り上がってくれてる」と自信を持ってもいいらしい。
2022年3月6日、次のようなツイートが投稿され、話題となっている。
このつぶやきには、7800件を超える「いいね」が付けられ、いまも拡散中(11日現在)。
Jタウンネット記者は、投稿者「超∞ウツボの∞ぴの 」さんに詳しい話を聞いてみた。
「関東の人に通じなくてびっくりしました」
投稿者「超∞ウツボの∞ぴの 」さんは東北南部の出身だという。投稿のきっかけをこう話してくれた。
「ある時ツイートのリプへの返事に『だから! 』って入れたら、相手の方に、だから...?って言われて。その時初めてもしかしてこれは方言なのでは? となりました」(「超∞ウツボの∞ぴの 」さん)
ツイッターにはこんな声が寄せられている。
「だからだからだから!!!!!!(超高速早口) 上京したときに同意のだからで会話を混乱させましたっ!!だから...なに?みたいな感じで!」
「『だから!』『ンだから!』を数年前まで全国どこでも通じると思って会話して『なにそれ?』って言われて初めて気付きました。 同郷の女子会で『ンだから!』が飛び交う時はめっちゃ盛り上がってる時ですよね!」
「関東の人に通じなくてびっくりしました」
「今どきの『それそれ、それ分かる』っていう感ずだべが」
「本当は、『だよね!わかるー』みたいなニュアンスですよね?」
「んだがらよー! 私の地域も使いますよ、常用しております!」
「んだがら!の語尾に、んだからよ~、んだからはぁ~、んだからじゅ~、んだからにゃ~と地域によって変わります。共に肯定の、んだがら!です」
東北出身者からの「(ン)だから!」のリプライが、ほとんどだったが、こんな感想もあった。
「ンは付きませんけど、うちの実家の方でも『だから』『だからよ』は『それな』です。九州南部です」
「鹿児島出身です! だからよ~! が肯定のサインなのが、他で通じなくて時が止まったことがありました (だからなに?を待たれている)。東と南で言葉が似るんですね...! いい意味と悪い意味でだからよ~のアクセントが若干変わるのがキモで」
同意の意味の「だから!」は、東北はもちろん、九州南部でも使われているようだ。いったいなぜ?