これは一体、何なのだ? あらゆる工夫を凝らし「カニ感」を演出...スーパー玉出「カニ足風フライ」が謎すぎる
<連載>スーパー玉出「激安メシ」の世界
文・写真 Met
大阪でよく見かける激安スーパー「玉出」。1円セールなどでおなじみですが、値段だけでなく個性的な品揃えにも一見の価値アリ。
そんな「玉出」のお惣菜コーナーを西成区在住の筆者が物色し、実際に食べてレビューします!
今回見つけてきたのは「カニ足風フライ」(税込138円)。カニかまを揚げた料理かと思いきや、原材料を見るとそうではなさそうです。
「魚介(イカ(中国)、ホタテ、カニ)」と書いてありますが......どのあたりが「カニ足風」なのか、詳しく見てみましょう!
断面はカニ、だけど...
開けてみると、名前の通りカニ足を揚げたようなものが3本入っていました。
実際のカニ足よりも一回り太く、ずっしりとした重さを感じます。
――果たしてどのような味がするのでしょうか?
一口かじってみると、ほぐれたカニの身が見えます。しかし味と食感は複雑で、「魚介系の何か」を口にしている気分。
混乱しながら食べ進めますが、腱が伸びた断面はやはりカニです。
疑惑が確信に変わる瞬間
最後にはカニ足の関節が出てきました。カニの風味はもちろんのこと、その見た目から疑惑が確信に変わります。
「やはり私はカニを食べていた...!!」
せっかくなのでソースをかけてみます。ほんのりとしたカニの風味が全て消え、また「魚介系の何か」に逆戻り。ドンドンと箸は進むものの、終始頭をかしげながら完食しました。
ということで今回はスーパー玉出の「カニ足風フライ」を紹介しました。
カニを装うために、あらゆる工夫が凝らされたこの商品。揚げ物にはとりあえずソースをかけてしまう関西人の衝動を抑え、丁寧にカニを感じながら食べるのをオススメします。
気になった方はぜひスーパー玉出へ探しに行ってみてください!