ポテチ用の芋が自宅で作れる!カルビー「ポテトバッグ」大人気 買ったらすぐに植えていいの?栽培のポイントを聞く
大きなポテトチップス......のようなデザインの袋に入った「土」がツイッターで注目を集めている。
その名も「ポテトバッグ」。
カルビーのポテトチップスに使用されているのと同じ品種のジャガイモ「ぽろしり」を、別売りの種いもを植え付けるだけで自宅栽培することができるという優れものだ。
カルビーポテト(北海道帯広市)と園芸土メーカーのプロトリーフ(東京都港区)が共同開発した商品で、2021年12月15日に九州地方のホームセンター・園芸店での発売を皮切りに、徐々に販売地域を拡大中。
22年1月21日、ツイッターユーザーの毬栗たると(@IgaguriTaruto)さんが
「でっかいポテトチップスだなと思ったら、ジャガイモ用の土だった...
原材料からかぁ~」
とつぶやきながら投稿したポテトバッグの写真は、4万2000件を超えるいいねを集めており(2月1日時点)、その注目度の高さがうかがえる。
買ったらすぐに植えていいの?
Jタウンネット記者が1月25日、話題となったツイートの投稿者である毬栗たるとさんに話を聞いたところ、毬栗さんがポテトバッグを発見したのは愛知県清須市のホームセンター。ポテトバッグと種芋を購入し、2月末を目途に植える予定だそうだ。
芋の植え付け時期について、ポテトバッグの裏には
「じゃがいもは春と秋、植えつけ時期が2回あります」
「はじめてじゃがいもを育てる方には春栽培がオススメです」
とある。だが、春といってもいつからなのだろう。
2月2日、記者がプロトリーフの公式ウェブサイトを確認したところ、まだ北海道では販売していない様子。ということは、やはり寒すぎる時期には植えてはいけないのだろうか......?
気になった記者はプロトリーフ取材。広報担当者によれば、じゃがいもの生育に適しているのは、やはり春。だが、購入後すぐ植え付けてしまったら絶対にいけない、というわけではないそう。
「ご購入後すぐに植えつけしても、種いもが凍結しないように注意すれば、暖かくなるタイミングで芽が出てきて生長を楽しむことができます」
とのこと。地域差はありそうだが、比較的冬でも暖かいところや、それ以外の場所でも注意して見守っていれば問題なく育てられるようだ。
また、ポテトバッグにぽろしりを植え付けする際のポイントについては
「なるべく深く植えつけることがポイントです!
じゃがいもは種いもより上につくので、深く植えつけることがとても大切なのです」
と教えてくれた。
取材時時点で販売が行われていない地域にも、今後順次拡大予定とのこと。
カルビーポテトチップスのじゃがいもを自宅で育てたい、という方はぜひ近くのホームセンターや園芸店をチェックしてみては。