朝日の中、立ち込める毛嵐が輝いて... 富士山の前に広がる湖が神々しいまでに清らか
「神々しい」
まさにそんな言葉がぴったりな絶景が注目を集めている。早朝の富士山を写した写真だ。
2022年1月24日、この写真をツイッターに投稿したのは関岡大晃(@hirography_321)さん。21年11月25日の朝6時45分、山梨県の富士河口湖町にある精進湖から撮影した景色だという。
うっすらと山肌の白い雪が見える富士山。その手前にはもやもやとした白い湯気のようなものに覆われた湖が広がっている。
投稿者の関岡さんによると、この白い湯気は湖面から立ち上る水蒸気が陸からの冷たい空気に触れて霧になる、「毛嵐」という現象だ。
Jタウンネット記者が撮影当時の状況を関岡さんに聞いたところ、
「朝日がのぼり、毛嵐が照らされて輝くような状態になったところを狙いました。この日は偶然釣りの船がいたので、それがイイ位置にくるよう位置取りを工夫して撮影しました」
と教えてくれた。
優しくぼんやりとした色合いに、湖にポツリと浮かぶ小舟も相まって、まるで美しい日本画のような雰囲気の1枚。投稿のリプライ欄には、こんな声が寄せられている。
「もやもやが最高です!」
「舟の釣り人もいい感じですね」
「この朝の空気めっちゃ美味しそうですね」
ちなみに、撮影場所である精進湖の公式観光サイトによると、「富士山に初めて登頂した修行僧が登山前に湖で身を清めたこと」が「精進湖」という名の所以とも言われているそう。
そんな所以にも大いに納得できる、静かな清らかさを感じられる「絶景」だ。