もはやバケモノじゃん... 岩手では、人間の手よりもデカい「巨大牡蠣」が育てられているらしい
「怪物級」の牡蠣を見つけた――。
そんなツイートが投稿され、話題になっている。
お皿に「令和の怪物」という札が付いた生牡蠣がドンッと乗っている。そしてその横には、人間の手が。
「スーパーに行ったらすんごいのがあって、無意識にカゴに入れてしまった
令和の怪物?!
でっかいがすぎる!」
そんなつぶやきと共に写真を投稿したのは、ツイッターユーザーのみっぽんぽんさん。2021年12月7日のことだ。
添えられた手は、5歳になる息子さんの手だというが......。
それにしても、ちょっと大きすぎやしないか? 目を疑うほどのサイズ感に、ツイートにはこんな反応が寄せられている。
「これほんまに牡蠣なん!?見たことないわすごー!」
「デカすぎて妖怪レベルww」
「ヤベェェェめっちゃ食いたい!!!!」
実物はどれほどの大きさなのか。Jタウンネット記者は9日、投稿者に話を聞いてみた。
サイズがデカいからといって「大味」ではなく...
みっぽんぽんさんが巨大な牡蠣「令和の怪物」を購入したのは、鮮魚専門チェーン「角上魚類」のとある店舗だった。
「鮮魚コーナーでひときわ目を引く大きさの牡蠣が陳列されていて、見ると『令和の怪物』というタグが付いていました」(みっぽんぽんさん)
写真の牡蠣のサイズは、身だけで20センチ弱とのこと。2つ購入し、もう一方は15センチほどだったという。
サイズが大きいからといって大味なわけでもなく「とってもおいしい牡蠣」とのこと。次に購入した時は、「モンスターカキフライ」を作ってみたいと語る。
ところでこの巨大牡蠣は、いったい何なのか。16日、「令和の怪物」の卸売業者である東都水産(東京都江東区)にも話を聞いてみた。
主に貝類や寿司ネタを卸す部署「特種課」の川野大平さんは取材に対して、名前の由来を
「18年か19年頃、岩手県大船渡湾でとても大きな牡蠣が養殖できたということで、どんな名前にしようか地元水産加工業者と弊社で決めることになりました。怪物のように大きな牡蠣でしたし、岩手出身で野球選手の佐々木朗希さんが『令和の怪物』と呼ばれていることもあり、そこも意識しました」
と説明。
「令和の怪物」(牡蠣)は、地元生産者の「特殊技術」によって大きく育てられ、サイズの選別や箱詰めをする水産加工業者を経て東都水産が全国の小売店に卸ろしているという。
スーパーなどに出回るのは年によるが10月から5~6月頃までとのことだ。