「どこまで行っても人っ子一人通らぬ道路。息子と2人で歩いていると、一台の車がそばに止まり...」(兵庫県・70代女性)
「つづら折りの道路が続くばかり...」
1985年ごろ......今から40年近く前のことです。小学生だった次男の学校行事の関係で平日が突然休校日になりました。そこで、次男と2人で和歌山県畜産試験場にイノブタ見学の一泊旅行をすることに。
駅の名前は覚えていないのですが、最寄りの駅から畜産試験場目指して歩き出しました。
まだインターネットも普及していない時代で、たまたま家にあった地図を持って出かけていました。歩いて行ける距離だと思っていたのですが、つづら折りの道路が続くばかりで、人っ子ひとり通りません。
1時間も歩いたくらいでしょうか。途中にドライブインのような店があったので少し休みました。その店は女性の店主が1人で切り盛りなさっているようでした。
休憩のあと、また目的地目指して歩き出したのですが、時おり車が追い抜いて行くばかりで道は続きます。 そんなとき、そばに1台の車が止まりました。