「ファインプレイすぎる」「人を幸せにする天才」 西日本→東日本に送る荷物の「理想的な緩衝材」がこちらです
「西日本から東日本へと宅配便を発送するにあたり、理想とされる緩衝材」
そんなコメントと共に投稿された写真が、ツイッターで話題になっている。
送る場所によってベストな緩衝材が違う、なんて話はあまり聞いたことがないが......一体、どういうことなのだろうか?
こちらは、東京都在住のライター・山口真弘(@kizuki_jpn)さんが2021年12月11日に投稿した写真。
段ボール箱の中に詰められているのは緩衝材......ではなく、明治から発売されているスナック菓子「カール」だ。
「それにつけてもおやつはカール」のフレーズがお馴染みの全国的に人気のあるお菓子だが、17年以降は販売地域が西日本限定になり、東日本では店頭で目にすることもすっかりなくなってしまった。そう考えると......たしかにこれは、東日本民にとっては嬉しい「緩衝材」かもしれない。
西日本民ならではのアイデアに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「ファインプレイすぎる」
「カ...カ~ル! お前生きていたのか!!!」
「むしろ緩衝材がメイン」
「アナタは人を幸せにする天才」
Jタウンネット記者は、このアイデアについて山口真弘さんに話を聞いた。
店頭販売地域の最東端は「滋賀県」
山口さんが話題の写真を撮影したのは12月の中旬。関西の実家に戻った際、東京都の自宅に荷物を送り返すにあたってカールを「緩衝材」にしたそうだ。
「海外に荷物を送る時に日本のスナック菓子の袋を詰めたら喜ばれたという話や、緩衝材代わりに使えるポップコーンが市販されていたりと、類似のネタは以前から多数あるので、それを参考にしました」
と山口さん。オリジナルのアイデアではないが、現在東日本で流通しておらず入手困難なカールに絡めたこともあって注目されたのではないか、と推測する。
「適当に4袋買って2×2で並べたところ、ヤマトの120サイズの段ボールの開口部のサイズと一致していて驚きました」(山口さん)
また、投稿に反響があったことについて、山口さんは、
「東日本で入手されなくなった現在も、カールが好きな人が非常に多いことを実感しました」
とコメントしている。
なお、Jタウンネット記者が14日に明治に取材したところ、21年12月現在でカールが店頭販売されているのは「滋賀県以西」だ。
カールに出会えなくなってしまった知人・友人に荷物を送る機会がある西日本民は、緩衝材としてカールを詰めておくと喜ばれるかもしれない。