ホントに撮影したいのは、料理なんかじゃニャいんでしょ? シャッター音で召喚される「映りたがりの猫」がかわいい
ペットを飼っている人は、彼らの写真を撮影することが少なくないだろう。その写真をSNSなどにアップしている人も多い。
そんなペットの「撮影会」にまつわるエピソードを描いた漫画が、ツイッターで注目を集めている。
作者は、「ネコチャンのニンゲン育成日記」というブログで飼い猫との日常の様子を描いた漫画を公開している漫画家「うさぎのみみちゃん」さん。2021年12月2日、自身のツイッターアカウント(@usagitoseino)に作品を投稿した。
「ニンゲンはいつもネコチャンをモデルに撮影会をする。」というナレーションの通り、うさぎのみみちゃんさん(ニンゲン)が、
「にゃちゃんきゃわでちゅねー!!」
と携帯でネコチャンを撮影している場面から漫画は始まる。対するネコチャンも「ん゛ふっ」とポーズを決めてノリノリの様子だ。
また撮影会...と思いきや
そんなある日、ネコチャンが家の中のパトロールをしていると、どこからか「カシャッ、カシャッ」というシャッター音が。その音に「オ」と反応したネコチャンは、
「やれやれ。ネコチャンの撮影会を再びはじめるようだな。行ってやるか......」
と、慣れた様子でシャッター音のする方へ歩いていく。しかし――
「オムライス 上手にできたぁ~」
なんと、ニンゲンがカメラを向けていたのはネコチャンではなくオムライス! てっきり自分の撮影会が始まるのかと思っていたネコチャンは、
「え゛」
「ネコチャン...ネコチャンじゃない......!」
と、びっくりしている。
「カメラのシャッター音」=「自分の撮影会」
どうやらネコチャンは、「カメラのシャッター音」を聞くと「自分の撮影会」が始まると思っているらしい。ニンゲンが「おいしそうにできたからきろく~」とカメラで料理の写真を撮ろうとすると、
「ん゛ふっ」
近くまで寄って来ていたネコちゃんが、カメラと料理の間に「ズイッ」と入り込んできた。「撮りたいのは料理じゃなくてネコチャンでしょ?」とでも言いたげだ。
ネコチャンが割り込んでくるのは、料理を撮影する時だけではない。
「明日アップするマンガ撮ろ~」
そう言って、ニンゲンが紙に書いたマンガを壁に貼って撮影しようとした時も、
「ん゛ふっっ」
やっぱりネコチャンが「ズヌッッ」と映りこんできた。どうしてもカメラで自分のことを撮ってほしいようだ。
皆さんの家の猫も、もしかしたらシャッター音を撮影会のスタートの音だと思っているかも?