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「高輪ゲートウェイ」には、大きな意味があったのだ...! 「山手線の総駅数」を深く頭に刻み込むアイテムに反響

井上 慧果

井上 慧果

2021.12.06 20:30
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開業前の「空白」バージョンもあった

「ある時、『駅間の所要時間』が一目でわかる便利グッズの開発を進めていた担当者が、スケールの1メモリ(1センチメートル)を1分に換算して、駅間の所要時間ごとに駅名を記載する方法を考えました(例:所要時間3分場合3センチメートル間を空けて駅名を記載)。しかし、納得のいく試作品はできませんでした。
ただこの時の、試作品のデザインの評判が高かったことと、JR東日本が『駅ナンバリング』を導入したことに合わせ、通常のスケールに『駅名』と『駅ナンバー』を記載する形で商品化することとなりました」

そして19年、中央線130周年に合わせて「中央線快速」(30センチ定規、24センチまでは駅ナンバリング、25~30センチは数字のみ)、20年に30番目の駅が開業予定だった「山手線」の2商品が同時発売された。

しかし、実はこのとき発売されたのは初代・山手線スケール。26センチ――高輪ゲートウェイが入ることが予定されていた場所は飛ばして、25センチに「品川」、27センチに「田町」が入っていた。

話題になった「高輪ゲートウェイ」入りの定規が発売されたのは、20年になってから。

「高輪ゲートウェイ駅開業にあわせて、30駅記載したものを新たに発売いたしました」(担当者)
「高輪ゲートウェイ」開業にあわせて新たに発売(画像はオレンジページ提供)
「高輪ゲートウェイ」開業にあわせて新たに発売(画像はオレンジページ提供)

30駅で30センチ、というコンセプトがツイッター上でも注目を集めていたが、新駅が開業する前から、かなり意識して制作していたものだったようだ。なお、20年には「京浜東北線」(50センチ定規、47センチまで駅ナンバリング、48~50センチは数字のみ)も発売している。

担当者いわく、この路線スケールに使われている駅名のフォントは「鉄道ファンの方にも納得いただけるように、実際のものと同じものを使用しております」。

こだわりの詰まった「路線スケール」の主な販売場所は、JR東京駅構内「TRAINIART TOKYO グランスタ店」、「TOKYO!!!(トーキョーミッツ)、鉄道博物館内「ミュージアムショップTRAINIART 鉄道博物館店」、JR大宮駅「GENERAL STORE RAILYARD」など。また、オレンジページ通販でも購入できる。

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