コーヒーに「魚」を浸す...だと? 大阪で斬新&キュートなカフェメニューが爆誕していた
コーヒーに入れるとおいしいものといったら、何だろう。
鉄板なのは砂糖とミルクだが......今、コーヒー+ある食材のペアリングがツイッターでひそかに注目を集めている。
これが、その写真。デザインプロデュース会社「CEMENT PRODUCE DESIGN」(本社=大阪市)の金谷勉代表が2021年11月22日、自身のツイッターアカウントに投稿した。
コーヒーの水面から、白い魚が釣りあげられている......!?
実はこの魚は、「Fish:Mallow BURRRRN!!」(フィシュマロ バァァァァン!)という魚型のマシュマロ。
投稿には「めちゃくちゃ可愛い」「これはヒットする匂いがする」「可愛い!のに使用絵面に地獄味あるな...」といったコメントが寄せられている。Jタウンネット記者は23日、このメニューについて金谷代表を取材した。
バーベキュー用マシュマロを、冬にも
「Fish:Mallow BURRRRN!!」(以下、「フィシュマロ」)を製造しているのは、マシュマロ専門の老舗菓子メーカー・八千代堂(大阪市)。1911年の創業以来、おいしくてかわいいマシュマロづくりを追求し続けている。
公式サイトに掲げられた経営ビジョンは、「思わず笑顔がうまれるマシュマロワールド」だ。
そんなフィシュマロのネーミングやパッケージデザインを担当したのがCEMENT PRODUCE DESIGN。21年夏には、同社が運営する工芸品ショップ「コトモノミチ」で、バーベキューのためのマシュマロとして販売されていた。
かわいい鮎の形なので、炙っている光景はまるで本物の魚を焼いているよう。しかし、口に入れるとトロトロの食感と甘みを楽しめる。
そんなユニークなアイデアだが、寒い時期にはバーベキューの機会も少なくなってくる。そこで誕生したのが、「マシュマロコーヒー」だ。
メニュー誕生の経緯を、金谷代表はこう語った。
「春~夏~秋のイメージが強いバーベキューなので、フィシュマロを冬でも手軽に楽しめるメニューを考えたかった事がきっかけです」
「もともと、個人的にコーヒーにマシュマロを溶かして食べるのが好きだったことからアイディアが浮かびました。 フィシュマロを使えば形状的に、溶けてしまって食べづらいマシュマロを最後まできれいに食べる事ができてぴったりでしたし、魚がコーヒーに浸かっているところがシュールで、見た目にも『新感覚のスイーツが出来るな!』と。そんな『映え』も狙い、出来上がったメニューです」
普段はフィシュマロ1本ごとの販売は行っていないが、コトモノミチと製造元の八千代堂がタイアップし、今回特別にコトモノミチ・大阪店のカフェメニューが実現。プレーン味のフィシュマロが、コーヒーの上に載った状態で提供される。
「マシュマロコーヒー」(540円。税込み、以下同)、「マシュマロラテ」(594円)、「マシュマロ単品」(324円)の3種があり、11月20日~2022年5月末ごろまで販売予定だ。
さらに、おすすめの食べ方として、フィシュマロの新しいメニューも12月2日から同店で販売される。
2人でゆっくり炙りながら...
「炙りフィシュマロ(2本セット)」(648円)は、炙り台を使用し、好みの焼き加減でフィシュマロを炙って食べられる。
2本セットなので、家族や友人、恋人どうしでゆっくりと炙る時間を楽しめる、体験型カフェメニューだ。
「マシュマロサンド」(648円)は、フィシュマロを、温めたワッフルでサンドして食べるスイーツ。
ワッフルからはみ出たフィシュマロのインパクトがすごい......!
金谷代表いわく、「ふんわりとろける食感と、しっとりワッフルの組み合わせは幸せの味」。お好みで、ほろ苦いキャラメルソースの無料トッピングもできる。
冬のバーベキューも乙なものだが、やっぱり寒いし手間もかかる。温かいカフェで手軽に「炙りフィシュマロ」ができるのは魅力的だ。
あなただったら、フィシュマロをどの方法で食べてみたいだろうか。