養殖チョウザメをすべて「メス化」...だと? 「近大キャビア」を作る方法が衝撃的だった
2021.11.25 06:00
女性ホルモンを与え、みんなメス化
一般的に魚は稚魚から成長するにつれてオスとメスに分かれるそうです。そこで考えたのが、チョウザメが稚魚の間に女性ホルモンによく似た成分が入っている「大豆イソフラボン」を混ぜたエサを与えること。
安全な成分としてイソフラボン入りのエサを2年間与えて観察。試行錯誤の結果、すべてメス化に成功しました。全世界的にも1番養殖されているシベリアチョウザメで全部メスにすることができたのは、日本では同大学がはじめてなのだそう。
高価でなかなか手が出ないキャビアの量産化と低価格化に道を開く取り組みですね。他にタラコ、カズノコ、イクラにも視野を広げているとのことで、期待が高まります。
(ライター:まみ)