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旅先いい話

「祖母のもとへ行けるなら...」旅先で死を考えていた19歳 彼女をこの世に繋ぎとめた「地元民の温かさ」

大久保 歩

大久保 歩

2021.11.22 11:00
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今の自分のことを教えてあげたい

今思えば、あの年齢で5万円は本当に大金だったと思います。

その後、おばあさんのお陰で北海道に戻り、紆余曲折ありましたが結婚、出産、離婚などをして、今ではシングルマザーで息子が1人います。

数年前に小さいながらも会社を設立し、細々とですがおばあさんとの約束どおり、少しづつ頑張っています。

何度かあのおばあさんを探そうと思い、青森へ行ったこともありますが、当時私がたどり着いた漁港へも行き着けず、おばあさんにも会えてないままです。

もし、どこかで会えるなら、あの時の小娘は今こうなりましたと知ってもらいたい。

あなたのおかげでここまで生きてこれたこと。来年、当時の私と同じ19歳になる、頼もしい息子がいること。あなたが居たから。あなたに救われたから。あなたと約束したから。

本当にありがとうと伝えたい。

私も誰かの力になれるように、誰かを救えるように。おばあさんとの約束を忘れず、頑張ってみます。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

Jタウンネットでは、読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、「いつ、どこで出会った人に、何について感謝を伝えたいのか(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)」を、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※なお本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)

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