リアルすぎて脳が混乱する... 食品サンプルづくりの技術を駆使した「ジグソーパズル」のアジがすごい!
技術の伝承と披露のために
取材に応じたのは、同社広報担当の黒川友太さん。注目を集めた「アジのパズル」は、「ア・ジグソーパズル」という作品だという。
残念ながら制作者はすでに岩崎を退社しており、作品の発想のきっかけや具体的な制作手順については「わからない」。
ただ、同作品は21年7月~8月に同社で開催された「2021年食品サンプル製作社内コンクール」に出品されたもの。コンクール特設サイトの作者コメント欄では、
「食品サンプルでなにかゲーム的要素を表現したいと思い製作しました。未完成のパズルを見て、思わず完成させたくなってもらえたら嬉しいです」
と、製作に至った背景が述べられている。
黒川さんによると、「食品サンプル製作社内コンクール」は1968年から現在まで毎年(2020年はコロナ禍の影響で不開催)実施されている、食材・食品をモチーフとしたサンプル作品を発表、展示するイベントだ。
食品サンプル製作に携わる同社の社員および準社員が参加し、毎年与えられたテーマに基づいて製作を行う。21年は「人を笑顔に」だった。出品されたサンプルは製作スタッフ以外の社員によって審査され、「ア・ジグソーパズル」は第3位。また、ウェブ上で行われた社外一般投票審査では6位に輝いている(出品作品は全部で約60点)。

コンクール開催の目的について、黒川さんは、
「社員のモチベーションアップと技術の伝承のためです。さらに、製作者各々が持っている技術を見せる場でもあります」
と説明する。
現在、コンクールに出品された作品の展示などは行っておらず、一般の人が見ることはできないとのこと。ただ、他にもユニークで独創的な作品たちが目白押しなので、気になる人はコンクール特設サイトをチェックしてみてほしい。
#Nキャス をご覧くださった皆様、ありがとうございます☺️
— 食品サンプルの「イワサキ・ビーアイ」 (@iwasakibei_lab) September 11, 2021
今年度の #食品サンプル製作社内コンクール は終了いたしましたが、過去作品はこちらのサイトからご覧いただけますhttps://t.co/xT1FPSf9qr
ぜひ来年度を楽しみにお待ちいただけますと幸いです
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