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シンカンセンスゴイカタイアイス VS 溶かすスプーン 新幹線の車内でくり広げられた攻防に反響→勝者は...?

大久保 歩

大久保 歩

2021.11.14 20:00
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「シンカンセンスゴイカタイアイス」を、あなたは食べたことがあるだろうか。

新幹線の車内販売などで購入できる、カップ入りのアイスクリームなのだが......とんでもなく硬いことから、そんなあだ名が付けられている。

試しにこのワードでツイート検索をすると......

「スプーンを立てることさえ出来なかった」
「やりすぎると新幹線のテーブルがぶち壊れるから溶けるまで待とう」
「固すぎるよー」
「堅すぎて歯が立たない、まさに難攻不落のアイス」

など、アイスと格闘する人たちの声が続々とヒットする。

そしてついに、これを食べるために最適な武器――アイスが溶けやすいスプーンで挑戦した人も現れた。その投稿が、ツイッターで注目を集めている。

いただきます(写真はにっちさん提供)

こちらは、ツイッターユーザーのにっち(@niche510)さんが2021年11月12日に投稿した写真の1枚目。

にっちさんは以下のように呟いている。

「『アイスが溶けるスプーンがあるんですよ!』とおすすめされたので購入。確かに触れたところからかなりの速さで溶けてすげえ!となったんだけど、溶けたそばから凄まじい勢いでまた凍っていく様を見ながらシンカンセンスゴイカタイアイスの強さを思い知るのだった」

想像以上の硬さ!

そして、2枚目の写真がこちらだ。

なん...だと......(写真はにっちさん提供)

本当に「溶けたそばから凄まじい勢いでまた凍って」いる......! 周りが冷たすぎる、ということだろうか。シンカンセンスゴイカタイアイス、まさかこれほどとは......。

Jタウンネット記者は12日、投稿者のにっちさんにコンタクトを取り、壮絶な戦いの一部始終を聞いた。

アイスとスプーンをいっしょに購入(写真はにっちさん提供)

にっちさんが購入したのは、シンカンセンスゴイカタイアイス......もとい、「スジャータベルギーチョコレートアイスクリーム」(370円)と、20年12月から東海道新幹線の車内販売で扱われるようになった「N700S アルミアイスクリームスプーン」(600円、いずれも税込み)。

スプーンは東海道新幹線をイメージしたブルーで、新幹線「N700S」のロゴと車両のイラストが描かれている。プレスリリースによると、

「手から伝わる体温で、アイスクリームを程よく溶かしながらすくうことができます。このスプーンをお使いいただければ、車内販売で人気の"シンカンセンスゴイカタイアイス"も簡単に召し上がっていただけます!
ぜひアイスクリームとともにお買い求めください!」

とのことだが......。

本当に「簡単」?

実際にこのスプーンを使って食べた感想を、にっちさんに聞いてみた。

「買ってすぐの状態では、固すぎてどうにもなりませんでした」

ただ、

「スプーンが奥に入るようになるまでの時間は短かったような印象があるので、付属のプラスチック製スプーンよりは食べやすいと言えるかと思います」

とのこと。わざわざアイス用のスプーンを使う価値はあるようだ。

その後は、少し待ってアイスが柔らかくなってからおいしく完食したそう。

ちなみに、「N700S アルミアイスクリームスプーン」は東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」の車内限定で販売されている。

これまでプラスチックスプーンで「シンカンセンスゴイカタイアイス」の防御力の前に完敗していた皆さん、新たな武器を手に、リベンジしてみては。

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