ポテトチップスが「2袋」あります 片方はイラスト、どっちが本物か...わかる?
突然だが、まずはこちらの画像をご覧いただきたい。
これらは、ツイッターユーザーのARIA(@aririria_art)さんが2021年11月8日に投稿した画像。
映っているのは、カルビーのポテトチップス「うすしお味」の袋だ。
しかし、実は「2袋」のうち、片方だけが本物で、もう一方は色鉛筆で本物そっくりに描かれた絵なのである。
袋のシワの具合といい、下に敷かれた紙に映っている影といい、一目見ただけでは......いや、よく見たとしてもどちらが絵なのかわからないくらい瓜二つだ。
一体、どっちが本物なのだろうか......?
正解は...
どちらが本物だと言われても違和感がないほどの力作に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「何も言わずに出されたら本当に分からないです」
「どっちが本物だクイズされたら間違えるな笑」
「2次元のはずなのに3次元じゃん」
「ポテチ食べようと思って、突き指してしまうやつ」
Jタウンネット記者は9日、投稿者のARIAさんに取材した。
まず、冒頭に紹介した画像のどちらが絵なのかを聞いたところ、右側の袋だという。
大阪府在住の色鉛筆画家であるARIAさんは、前々から色鉛筆でお菓子の絵を描くことに挑戦したいと思っていたそうで、その初挑戦の作品がポテチの絵だという。
「コンビニで題材にするお菓子を探していたところ、ポテチの袋の質感に目を惹かれ、描くことにしました」(ARIAさん)
その制作時間は、およそ15時間。20色ほどの色鉛筆を使用して完成させた。
こだわったのは、ビニールの光沢感の表現。また紙の上部を、開け口の一部が飛び出すように切り、いかにも紙の上に袋が置いてあるかのように見せかける手法を使ったのもポイントだという。
一方で、袋のくしゃくしゃとした質感を表現するのが難しく、試行錯誤しながら描いていったそうだ。
「制作途中の手ごたえはいまいちだったのですが、最後の影を塗ったら一気に立体感が増して浮かび上がって見えたので、これはキタと思いました」(ARIAさん)
色鉛筆を使った立体画に、ツイッターでは、「天才...」「食べれそう」といった声のほか、カルビーの公式ツイッター「Calbee(カルビー)公式」(@Calbee_JP)も、
「描いてくださりありがとうございます」
などと反応。反響について、ARIAさんは、
「もっと私の作品を広めたいと思ったのがきっかけでSNS投稿を始めたので、こうして沢山の方に見て貰えるのはとても嬉しく思います。
また、自分の個展を開くのも私の目標の1つなので、目標に向かってこれからも頑張っていきます!」
とコメントしている。