氷は「溶ける」んじゃなくて、「解ける」んです? 漢字の疑問描いた漫画にネット民当惑
突然だが、ここで漢字の問題。
「氷が『とける』」
さて、「とける」にはどんな漢字が入るかわかるだろうか。
「溶ける」と回答したあなたは残念ながら、間違い。この場合の正解は「解ける」だ。
「え?『解ける』って『問題が解ける』とかにも使うからおかしくない??」と疑問に思う人も少なくないだろう。
ご覧いただいたのは、ライブドア公式ブロガーとして自身のブログ「おやじいじり」を運営するブロガーでWeb漫画家の金星(@i_kinboshi)さんの作品。2021年10月24日、自身のツイッターに、
「『解ける』と『溶ける』の違いが納得できない」
と呟きながらこの漫画を投稿。ツイートは28日夜時点で6万7000件を超えるいいねが付くほど、注目を集めた。
氷が水になるんだから「さんずい」では??
娘さんの宿題にあった漢字の問題に「溶ける」を選んだ金星さん。正解を知っても、
「いやいやいや!氷が水になるんだから(さんずい)の『溶』の方がしっくりくるだろうが!」
と、納得できない様子だ。スマホを使って調べてみても、固体が液体になる場合は「解」を使い、熱や液体を加えて人工的に液体にする場合は「溶」を使うということで、説明を読んでもわかるようでよくわからない......。
そこで、金星さんは具体的な例を挙げて考えてみるのだが...。
あれれ、水をかけて「『解』凍する」とか自然に「アイスが『溶』ける」とかの場合は...??
具体的に考えても、だめだ、やっぱりわからない...!!
「疑問は解けなかったんですね」
このツイートは多くのツイッターユーザーの頭を悩ませたようで、こんな反応が寄せられた。
「疑問は解けなかったんですね」
「言われてみればたしかに」
「やっべー。間違って覚えてた」
「溶ける解ける融けるいっぱあってわかんない」
ちなみに、記者の手元にある『記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集』には、「解」と「溶」について「使い分けに注意」として以下のような記述がある。
「▼雪・氷を溶かす [人工的]道路の雪を水で溶かす」
「▼雪・氷を解かす [自然現象]春の日差しが雪を解かす」
やっぱり日本語って難しいな......。