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「浴室にインコがおる...」 京都で発見された「天才すぎる銭湯」に反響→飼育の理由を主人に聞いた

松葉 純一

松葉 純一

2021.10.12 06:00

「天才すぎる銭湯を見つけてしまった...」というツイートが、2021年10月4日投稿され、話題となっている。

投稿したのは、漫画家の「ごえたむ」(@goetam33)さん。自作の漫画で、京都の街なかにあるというその銭湯の実態を紹介している。

「ごえたむ」(@goetam33)さんのツイートより
「ごえたむ」(@goetam33)さんのツイートより

「ピッ」と鳴きながら仲良さそうに寄り添うのは、小鳥たちだ。それを、お風呂につかりながら眺めるキャラクター。

「浴室にインコがおる...」 「しかも露天風呂もあって、そこからインコちゃん達を眺められる......」

と説明されている。

浴室で、インコが飛び回っている銭湯とは......?

Jタウンネット記者は、投稿者「ごえたむ」さんと、この銭湯の主人・松井宗六さんに取材した。

30年以上前からインコはいた

まず投稿者「ごえたむ」さんが「天才すぎる銭湯」と呼んだのは、京都市上京区にある銭湯「松葉湯」だ。訪れた時の状況を聞いた。

「10月4日、今宮神社のあぶり餅食べに行った後に、自転車で適当に街中散策してる時に出会いました。出身が北海道なんですが、札幌の時計台をなんとな~く感じる建物デザインにビビビっと心惹かれて入りました。大正解でした」(「ごえたむ」さん)

なんとサイクリングの途中、偶然発見した場所だったという。

「また行きたいな~って思いました。インコの癒しはもちろん、浴室内綺麗だし銭湯にしては湯の種類が多めで露天風呂があって最高だな~、と。あと浴室内の絵が富士山じゃなくて、ヨーロッパっぽいところの山の絵だったんですが、あれはどこの山なんだろうって、ずっと気になってます」(「ごえたむ」さん)

次に、Jタウンネット記者は、銭湯「松葉湯」に電話してみた。

「ごえたむ」(@goetam33)さんのツイートより
「ごえたむ」(@goetam33)さんのツイートより

Jタウンネット記者の電話取材に応じたのは、ご主人の松井宗六さんだった。

「インコを銭湯で飼うようになったのは、もう30年以上も前のことになります。当時、改装工事を行っていたのですが、観葉植物を置く予定だったスペースに、たまたま自宅で飼っていたインコ3匹を連れて来ていたのです。
放し飼い状態にしていたら、インコも喜んで飛び回っている。3時の開店時になって、お客さんが入ってきて、子供が『おっちゃん、鳥がおるわ』と歓声を挙げてくれました。そこで私も、『鳥を中に入れておいた方がおもしろいかも』と思ったわけです」(松井宗六さん)

ご主人の松井さんは、30年以上に及ぶインコの飼育について語ってくれた。

「まいど!」と話しかけるインコもいるらしい

「巣箱を置いたり、餌箱を置いたりしているうちに、卵を生んで、ヒナがかえって、一時は140匹くらいにまで増えたこともあります。当初はセキセイインコだけでしたが、オカメインコ、コザクラインコ、ボタンインコと種類も増えたこともあります。その後、いろいろ学習しまして、現在はセキセイインコ30匹程度に落ち着いています」(松井宗六さん)

インコがいるのは、広さ約4畳のスペースで、真ん中に間仕切りがあり、男風呂、女風呂から見ることができる。上下の空間をインコが自由に行き来しているという。

インコの下には、「カメ太郎」という名のケヅメリクガメもいる。体重40キロの「カメ太郎」は、51歳だそうだ。

「実は、当店で一番の人気者は、番台にいる『オーちゃん』というボウシインコなんですよ。お客さんに向かって、『まいど!』とか『おーきに』『おはよう』とかしゃべるんですわ。子供も大人も楽しめる銭湯ですよ」(松井宗六さん)

ちなみに、投稿者「ごえたむ」さんが気になっていた浴室内の絵は、スイスとイタリアの国境に位置するマッターホルンだという。

「山あり、森あり、森には鳥もいて、亀もいる銭湯ですわ」と、ご主人は笑いながら語った。

京都に行ったら、ひと風呂浴びて行きたくなる銭湯であることは、間違いなさそうだ。

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