ゲームのファイナルステージかな? 雨に濡れたコロナ禍の横浜中華街が別世界すぎる
「ここは、ゲームの世界?」
思わずそんな錯覚をしてしまいそうになる写真が、ツイッターで反響を呼んでいる。それが、この一枚だ。
彩り豊かで、漢字だらけの看板が印象的な、夜の街並み。雨によって道路は濡れており、そこに反射した街の明かりが、なんとも幻想的だ。
他に人影がない中、赤いレインコートを着て自転車に乗った人がこちらに向かって来ている様子も、どこか別世界じみた雰囲気をさらに盛り上げている。本当に映画かゲームの中の世界にでも迷い込んだみたいだ。
そのまま何かの作品のパッケージにも使えそうなこちらの写真に対し、ツイッター上ではこんな声が。
「完全にファイナルステージで草」
「自転車の方は偶然ですか? それがまた不思議な雰囲気になっていて好きです」
「ラスボスの門構えしてはります」
このほか、「龍が如くのゲームの画像みたい」「FF7のミッドガルかと思いました」など、やはり何かのゲームのワンシーンを想起するという人も少なくないようだ。
写真は、ツイッターユーザーの「7」(@_szuna)さんが21年9月29日に投稿したもので、30日時点で1万7000件の「いいね」が寄せられている。
Jタウンネット記者は30日、本人に話を聞いた。
コロナ禍で閑散とした中華街で
「7」さんは、街の景観や風景を撮影する写真家だ。話題の写真は4日の19時半ごろに撮影したもので、場所は神奈川県横浜市にある中華街だという。
「元々、(横浜中華街は)雨の日に地面が綺麗に反射するというのは知っていたのですが、今まで実際に行ったことがなかったので、今回行ってみました」(「7」さん)
横浜の中華街といえば夜でもあちこちの店で煌々と灯りがつき、人通りも多くにぎやかな場所。ただ、「7」さんが実際に現地を訪れた際は、コロナ禍ということもあって閑散としていたそうだ。
「それでも通りには何人か人がいて、お店は少し灯りがついている感じでした。タイミングよく自転車の人が来てくれたおかげで、より雰囲気のある写真になって良かったです」(「7」さん)
投稿の写真がツイッター上で注目を集めていることについて、「7」さんは、
「多くの人に見てもらえて嬉しく思います」
とコメントしている。