「さすが奈良」としか言えない とあるコインパーキングの「日常風景」に驚愕
駐車場──読んで字のごとく、車を駐める場所のことである。
しかし、地域によっては必ずしもそうとは限らないらしい。例えば、奈良県のとある駐車場では、車ではないある生物が「駐る」ことがあるようだ。
何の変哲もない、ごく一般的な駐車場。しかし、本来は車が停まっているはずの場所には......なんと、シカがいる! 写真で確認できるだけでも、8匹のシカがいるのだ。
立ち上がっているものもいるが、ほとんど全員がペタンと座り込んで寛いでいる様子。こんな街中の駐車場に堂々とシカの群れがいるとは......さすが奈良県といったところだろうか。
こちらの写真に対し、ツイッター上では、
「駐車場じゃなくて駐鹿場ですね」
「ちゃんと枠の中に収まってますね」
「奈良の人は鹿に乗って移動するって聞いたことあったけどほんとだったか...」
と言った声が寄せられている。
話題になっているのは、奈良県在住の打楽器奏者・音楽家のスティーヴ エトウ(@Steve_Eto)さんが2021年9月6日に投稿したこちらの写真。Jタウンネット記者は7日、本人に話を聞いた。
「奈良ではごくありふれた日常の風景」
エトウさんがこちらの写真を撮影したのは6日の18時ごろのこと。
「友人らと、この駐車場の裏手にある公園で集っていたとき、通りがかりにみつけた連中です。
奈良ではごくありふれた日常の風景なので『またか!』という感じでしたが、昨日はたまたま写真に撮ってみた、というところです」(エトウさん)
群れは雄のグループで、それなりに大きかったそう。確かに駐車スペースの広さと比較すると、そのサイズ感がなんとなくわかる。
その後、シカたちがどうしていたかは不明なものの、エトウさんいわく「春日の森(春日山原始林)に帰って寝たのでは?」とのことだ。
また、ツイッターでの反響について、エトウさんは、
「我々には普通の光景でも、やはりこんな場所に鹿が集っているというのは『おかしなこと』ですよね」
とコメントしている。
奈良県で駐車場に車を停める時は、「先客」がいないかどうかをしっかりと確認するのが良いかもしれない。