煮魚に焼き魚、揚げた魚に寿司とカニ...さらに特大舟盛りまで 民宿の豪華夕食が話題→店主「昼は食べずに来て」
「お昼は食べないで来てください」
投稿者「ごちょう。」さんは、大学4年生。この料理を撮影したのは、8月31日の夜。場所は、佐渡市の寿司民宿「長浜荘」だった。食事の感想を、こう語った。
「本当に量が多かったです(笑)。でもどの料理も美味しくて、ビックリしました!
ふだん魚より肉が好きで、肉を食べる機会が多いのですが、長浜荘では魚介類しかなかったのに、満足感が凄かったです! 私は完食しました! 個人的に最も美味しいと感じたのは、ズワイガニでした!」(「ごちょう。」さん)
次に、Jタウンネット記者は「長浜荘」に取材した。電話で答えたのは、代表の三浦幸二さんだ。
「うちは冠婚葬祭の仕出し業と、活魚料理食堂と、民宿を営んでいます。
仕出しがコンスタントに忙しくて、次が食堂、民宿は週末と連休が予約で一杯になることもありますが、平日はわりと暇なのですよ。
14部屋ありますが、昨年からはコロナの影響もあって、けっこう空いています」(「長浜荘」三浦幸二さん)
夕食のメニューを聞いてみると、焼き物(鮭など)、揚げ物(カレイなど)、煮物(鯛など)、茶碗蒸し、モズクの吸い物、メカブのおひたし、ベニズワイガニ、バイ貝など。刺し身の舟盛りや寿司は、食堂の昼のメニューで余ったものがサービスで出ることもあるという。
記者が「それにしても品数が多くないですか?」と聞くと、「お客様には、お昼は食べないで来てください」と言うことにしていると、三浦さんは笑う。
「連泊するお客様からは、夕食の量を少なくしてくださいと頼まれることもありますが、なかなかそうもいきません。
ときどき漁師の友達からマグロもらったりすることもあって、そんな時はお客様にもお裾分けすることにしています。そもそも、そんなに量が多いと思っていないものですから......」(「長浜荘」三浦幸二さん)
「昨年からのコロナの影響で、宴会もほとんどないですから、魚は余り気味なんですよ」と、三浦さんは笑いながら答えた。
......というわけで、宿泊客は覚悟して、お腹をよくすかせてから来た方が良さそうだ。