「富山の本気」を撮り続ける写真家が、1年かけて完成させた作品に感嘆の声 「ヨーロッパかと思った」
まるでスイスで撮られた写真のようにも見えるが、国内にもこんな風景があることをご存知だろうか。
2021年8月19日、投稿されたツイートが、注目を集めている。
富山の本気を撮り続ける写真家・フォトグラファーの「イナガキヤスト」(@inagakiyasuto)さんが投稿したツイートだ。
8月20日夕現在、2万件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中である。
ツイッターには、「ヨーロッパかと思ったら日本か」「日本じゃないみたい」といった声が寄せられている。
Jタウンネット記者は、投稿者・「イナガキヤスト」さんに詳しい話を聞いてみた。
「一年間かけて完成したお気に入りの構図」
「イナガキヤスト」さんによると、写真の場所は富山県高岡市の雨晴(あまはらし)海岸。「2021年2月28日 道の駅『雨晴』付近から撮影しました」ということだった。
「立山連峰に雪が積もっているシーズンはよく行きます。一年前くらいに思いついた構図で、納得のいく写真が撮れるまで一年くらいかかりました。(笑) さらに氷見線と同じ色の車が走ってきてくれてラッキーでした」(「イナガキヤスト」さん)
別ツイートでも、「一年間かけて完成したお気に入りの構図でした」とつぶやいている。構想1年、ようやく捉えた決定的瞬間だったようだ。
ツイッターには、こんな声も寄せられている。
「イナガキさんの写真は郷土愛、家族愛に溢れていて大好きです。 雨晴ですね。氷見線も通るし撮影スポットですよね。 この写真、立山連峰がくっきり見えて最高ですね。富山県民なので、たまに行きます」
「富山出身です。医療従事者の為、2年実家に帰れていません。イナガキさんの写真を見ると胸がいっぱいになります」
「雄大な連峰も電車も車も そして海岸道路!? 富山って魅力てんこ盛りですね」
一見ヨーロッパのアルプス山脈を想わせる光景も、富山県民にとっては、愛してやまない立山連峰と、すぐ分かったようだ。
それにしても、雨晴海岸から見る立山連峰とは、これほど素晴らしいのか。ヨーロッパはちょっと遠いけど、富山県にはぜひ行ってみたい......そう思った読者は多いかもしれない。
8月23日10時編集部追記:記事初出時、一部表記に誤りがありましたので修正しました。