「砂地にタイヤがハマってしまい、車が動かせない状態に。すると、通りがかりのおじさんがショベルカーで...」(滋賀県・50代男性)
仕事場からショベルカーを回してくれた
「いつも通り砂浜の手前に車を停め、釣りを楽しんで帰ろうとした時、タイヤが砂地にスタックして脱出できなくなってしまいました。
いつもは自前の4WDなのですが、その時は車検か何かで代車で行っていたんですが、『まあスタックしたりはしないだろう』とたかを括って、いつも通り停めてしまっていたんです」(T雄さん)
T雄さんは砂地を掘ってみたり、近くから板や丸太を引っ張ってきて差し込んでみたり、と何とか脱出を試みる。しかし、何をどうやってもタイヤはハマったまま。
「保険屋さんのレスキューに連絡しても、『自車じゃないので対応できない』と言われてしまいました。
その後も砂だらけでいろいろ試しながら数時間が経ち、さすがに途方に暮れてしまいました」(T雄さん)
そこに、50歳くらいと思われる土建系の風貌の男性が通りかかり、事態は進展を見せる。
「私の様子を見たその男性が、『ちょっと待っとき』とおっしゃり、暫くしてご自身の現場からショベルカーを運転してこられました。そのショベルカーで私の車を引っ張って頂き、無事にスタックから解放されました。
それから、『はよ帰りや』と促されるまま帰ってきましたが、ろくにお礼も言えてないのではないか、と気がかりでなりません」(T雄さん)
T雄さんはその後、何度も同じ釣り場を訪れたが、残念ながらそれきりその男性とは再会できなかったという。
「この場をお借りして、その時のお礼を申し上げたいです。その節はほんとうにありがとうございました」(T雄さん)
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