バカンスといえばやっぱり「ハワイ」でしょ!? 青い海に白い砂浜...福井の無人島で過ごす夏が、サイコーすぎる
日常から切り離された別世界
砂浜を歩き回ったり、海に足を浸したり、澄んだ水の中を覗いてみたり......。楽しい時間は、あっという間に過ぎていく。すぐに帰りの時間が来てしまった。
名残惜しいが、次の便に乗らなければスケジュールが狂ってしまう。ビーチに別れを告げ、乗り場へと向かう。
記者を待っていたのは......
ちいさな船だ。
日本の本州まで、ここから10分。
ハワイがそんなに近いわけない? そんな皆さんに種明かし。
実は記者は、福井県にある「北陸のハワイ」を満喫していたのだ!
青い海に白い砂浜――。ハワイのようなビーチが楽しめるのは、敦賀湾に浮かぶ「水島」。
毎年7月と8月の期間限定(21年は7月15日から8月22日まで)で渡航できる、福井県敦賀市の無人島だ。
ご覧の通り、海の透明度は抜群。
水が綺麗すぎて、遠浅のビーチはどこまでも見渡すことができる。
さすがに日本海なので熱帯魚は観測できなかったが、代わりにこんなかわいい海の生き物たちにも出会うことができた。
ヒトデとヤドカリだ。石がたくさん転がっていると思ったらヤドカリだった。小さくて可愛い......。
水島は、全長500メートルほどなので、島の端から端まで歩いても20分はかからない。
お気に入りのスポットを見つけて存分に泳ぐもよし、ただ海を眺めるのもよし、思い思いの過ごし方が出来る場所だ。
島の中心には松の木が密集している。
日陰になるからか、その下にテントやビニールシートを敷いてくつろいでいる人も多かった。
余談だがあまりに雰囲気が南国なので、記者は途中でだんだんマツがヤシに見えてきていた。
ヤシ......ではなくマツの木越しに見る海もなかなか風情がある。
記者が訪れたのは海開きして間もない平日。子供たちの夏休みもまだ始まっていないころだったからか、島にいた人の数はそこまで多くなかった。
波の音だけが聞こえるビーチは、日常から切り離された別世界感があって心地良い。
もちろん、人がたくさんやってきて活気に満ちた水島も、賑やかでさらにハワイ感が増し、楽しいに違いない。