1秒足らずの華麗な犯行 キャンプ中、外で肉を焼いていたら...見事に「横どり」された件
ピクニックやバーベキューなど、屋外で食べる食事というのはなんとなく美味しく感じるものだ。
しかし、公園や山中といった自然の中には、もちろん野生動物も存在する。うっかりしていると、あっという間に彼らに食料を持っていかれてしまう、なんてこともままある。
今回、まさにそんな強奪の瞬間を捉えた動画が投稿され、ツイッターで話題になっている。自然界の厳しさを改めて痛感させられる、その様子がこちらだ。
場所はどこかのキャンプ場。左側に座っている男性がテントの前に設置したコンロで、ジュージューと肉を焼いている場面から動画は始まる。
やがて、男性がトングで肉を裏返したり、コンロの上で位置を動かしたりと焼き加減を調整していく。一通り作業を終えてトングをしまい、あとは焼き上がりを待つばかりといったところか。
この時点で、動画の尺はのこり5~6秒ほど。このまま肉を焼いている場面だけで終わるのか......と思いきや。
次の瞬間。突如として画面右上からトビのような大きな鳥が飛んできたと思ったら、あっという間にコンロの上にあった肉を掴んでそのままどこかへ飛び去ってしまった!
わずか1秒にも満たない素早く鮮やかな「空襲」に、男性も思わず笑うしかないといった様子だ。
話題になっているのは、千葉県在住のツイッターユーザーの特攻1番機(@overflowjapan)さんが2021年7月12日に投稿した動画。Jタウンネット記者は13日、本人に話を聞いた。
「これがほんとの横どり...」
特攻1番機さんが問題の動画を撮影したのは11日の夕方、場所は館山方面にあるキャンプ場だ。
「(肉の)片面があまり焼けなかったので火力の調整をしてて、焼けてきたのでひっくり返して少ししたぐらいで鳥が持っていきました」(特攻1番機さん)
ちなみに、火力はそこまで強くしていなかったものの、特攻1番機さんが使っていたコンロは炭を使用するタイプのもので「温度はかなり上がると思います」とのこと。それにも関わらず飛び込んでくるとは、なかなか大胆不敵なやつだ。
特攻1番機さんは、肉が持っていかれた瞬間を、
「実際はカメラアングルと違って、私はテント内からコンロに向かって真正面に座っていたので、何が起きたかすぐには理解できませんでした」
と振り返った。
その後、肉を奪っていった鳥がどこに行ったかはわからないという。
「持っていかれた肉は焼き始めの1枚目で、他にもまだ数枚ありましたので、その後はテントの完全に中にコンロを入れて焼きました」(特攻1番機さん)
特攻1番機さんの投稿に対し、ツイッター上では、
「見事にやられましたね(笑)」
「これがほんとの横どり....」
「盗られるまで羽音すらしないんですよね」
「手際のよさから初犯じゃないですね」
といった声が寄せられている。また、同じような体験をしたという人も少なくないようだ。
皆さんも屋外で食事をする際は、くれぐれも上空からの「空襲」には気を付けた方がいいだろう。