ミルクの上に堂々たる「靖国神社」 ユニークすぎるラテアートで話題のカフェに行ってみた
東京・九段下の靖国神社にあるカフェで、靖国神社の拝殿などを描いた見事なラテアートが楽しめる――そんな投稿が、ツイッターで注目を集めている。
そのカフェとは、「アティックルーム靖国外苑 cafe&dining」(※)。参道沿いに店を構える、オシャレなカフェダイニングだ。靖国神社の創立150周年事業として、2019年10月にオープンした。
(※正式な店名は「靖国」が旧字体)
Jタウンネット記者は、やや蒸し暑い2021年6月24日、同店を訪問。さっそく、お目当ての「ピクチャーラテ」を注文してみた。
持ち込んだ写真もプリントできる
ピクチャーラテは、6種の絵柄(靖国神社ロゴ、靖国神社拝殿、喫茶室ロゴ1・2、靖国神社【さくら】、喫茶室【さくら】)から、好きなものを選べる。
さらに、希望の写真データを自分で持ち込み、それをカフェラテにプリントしてもらうことも可能だ(既定の6種は各700円、持ち込みデータをプリントする場合は1100円。いずれも税込み)。
今回記者は、「靖国神社【さくら】」と、オリジナルプリントを注文。
約10~15分で、2杯のラテが運ばれてきた。
この完成度......「靖国神社【さくら】」はもちろん、持参した「Jタウンネット」のロゴもしっかりプリントされている。普段はラテを飲む前にスプーンで混ぜるのだが、もったいないのでこのままいただこうか......。
日当たりの良い静かなテラス席で、緑を眺めつつひと口。
まろやかでコクがあり、おいしい。量もたっぷりあるので、1杯で非常に満足感があった。
29日、「アティックルーム靖国外苑」店長の古山隆司さんに「ピクチャーラテ」について詳細を聞いた。
ファンがアーティストの写真を持ってくることも
同店のオープン当初から販売しているという、ピクチャーラテ。
古山さんによると、
「(ピクチャーラテは)専用の器具さえあれば誰でも作れます」
とのこと。
アティックルームでは、「リップルス」という、食品専用のプリンターを使用している。古山さん自身が「おもしろそう」と興味を持ち、導入した。
現在、6種のうちいちばん人気の柄は「靖国神社【さくら】」だと言う。また、写真を持ち込んでオリジナルプリントのピクチャーラテを注文する人の中には、アーティストのファンが多いそう。
「アイドルや俳優など、ジャンルはさまざまです」(古山さん)
彼らは自分が応援している有名人の写真データを使って、オリジナルのピクチャーラテを作ってもらうそうだ。もしかしたら、最先端の「推し活」と言えるかもしれない......?
オリジナルのラテを作ってもらう場合も、事前の予約などは必要ない。
靖国神社の風景を眺めながら、世界に1つだけのカフェラテを片手にゆったり過ごしてみるのはどうだろう。