自分は「コミュ障」だと思っているあなた それって実は「コミュ防」なのかもしれません
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回のお悩みは、「人付き合い」に関するKさん(埼玉県在住・30代男性)からの投稿だ。
初対面の人や友人なら会話が続くというKさん。
ところが会社の先輩なんかを前にすると......緊張して、あがってしまうという。
コミュ障なことに悩んでいます――。そう打ち明ける彼に、自己防衛おじさんはどんなアドバイスを送るのだろう。
それってコミュ障?「コミュ防」してない?
読者のお悩み
コミュ障なことに悩んでいます。全く人と話せないわけじゃないんです。
初めて会う人や友達となら、会話は続くのですが、会社の先輩や知り合い程度の人と話す時は、あがってしまいます。
会話のネタをストックすればいいんでしょうかね。悩んでいます。
自己防衛おじさんの回答
初めての人とは話せるけど、知り合い程度とは話が続かない。
これはコミュ障とはテイストが違うように思います。
自分のことを知らない人には積極的にアプローチはできるものの、ある程度自分のことを知られていて、様々な評価を得てしまっている人たちに対してはコミュニケーションが上手くいかない。
これはひょっとすると、自分のことをあまり知って欲しくないため自己防衛してしまう、コミュニケーション自己防衛、通称「コミュ防」ではないでしょうか。
表面的には会話が成立するしかし、関係が深くなるとそうではなくなる。
それは自己防衛レベルが高まり過ぎてしまい自然とバリアーを張ってしまっているのです。
まさに「コミュ防」状態。
初めての人とは関係が長くなるのか、それともその場限りで終わるのか未知数なので、あと腐れなく積極的になれるのでしょう。
しかし会社など自分が置かれているコミュニティでの人間関係は、長くなることが前提。
関係を悪くしたくないという気遣いと、あまり自分への干渉を望まないあなたの性質が、会話のラリーを滞らせてしまっているのです。
このような場合は、無理をしてまで会話を続ける必要はありません。
利害が絡む会社や知り合い程度の人間関係は深入りしないことの方が良い場合も多々あります。
天気の話題、旬の芸能ネタなどをトピックとして挙げておけば、表層的な会話は成立するのではないでしょうか?
長話しせずに、サクサク切り上げるのも令和時代のスマートな生き方。高まり過ぎた自己防衛レベルを徐々に下げつつも、無理をしてまで頑張らない人間関係の構築にトライしてみてくださいね。
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