いつでも「もつ」が買える...だと? 「さすが福岡」な自販機が話題→設置のワケを社長に聞いた
「もつ」を売っている自販機を初めて見た――。
そんなつぶやきがツイッターで注目を集めている。
「もつ」とはもちろん、内臓の「もつ」。鍋や焼肉で食べる、臓物だ。
それが、自販機に......?
衝撃的な光景を、ご覧いただこう。
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これは、ツイッターユーザーのkeita nakashimaさん(@kta1992041121)が2021年6月20日に投稿した写真。
見慣れた自販機の中に、もつの模型がずらりと並んでいる。
そして値段の上には、「塩 小腸」や「タレ ミノ」などの文字が。どうやら上の段には「塩」、下の段には「タレ」で味付けした「もつ」の各部位(小腸、ミノ、大腸)が売られているようだ。
飲み物やお菓子以外のものを売っている自販機はたまに見かけるが、まさか「もつ」とは......。
珍しい品ぞろえに、リプライ欄では
「いいなぁ、もつ鍋食べてみたい」
「凄い こんなん有るんや」
「これって消費期限はモツんですか?」
など、多くの声が集まっている。
Jタウンネット記者は24日、この自販機を設置した食肉卸売業者「ベネフィットフーズ」(福岡県福岡市)に詳細を聞いた。
特に人気なのは「小腸」と「ミノ」
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もつの自販機があるのは、福岡県福岡市内の「みのしま商店街」で、現在はこの1か所だけだ。21年4月から販売が始まった。
取材に応じた代表取締役社長・佐伯陽祐さんによると、7月には、福岡市内にさらに2か所設置する予定だと言う。
「コロナで(食肉卸売業の)売上が半分ほどになってしまったのと、もつの自販機は全国のどこにも置いてないのでじゃあやってみよう、ということで始めました」(佐伯社長)
さらに、バーベキューなど屋外のレジャーで料理をするとき、もつ鍋を作れたら楽しいのではないかという思惑もあったそうだ。
たしかに、自販機でさくっと「もつ」を買えるのは便利かもしれない。しかも、税込み350~440円で、500円玉1枚あれば事足りる。
佐伯社長によると、特に人気なのは、「小腸」と「ミノ」。
「『小腸』はやっぱり、もつといえば! という部位だからでしょうね。『ミノ』は、スーパーなどでは手に入りにくくて、お店で食べるしかないようなところ(部位)なので(人気なのだと思う)」
とのことだ。
福岡市での反響によっては、設置される地域が増えることもあるかもしれない。もつ自販機の今後に期待だ。