「画びょうVS押しピン」どっちがしっくりくる? 全国調査でわかった東西差
押し寄せる「押しピン」の波
関西2府4県では、滋賀県以外で「押しピン派」が優勢。ここにきて、「押しピン派」の勢いが高まってきた。
地方全体では「画びょう派」20.7%、「押しピン派」57.6%、「モノによる」が21.7%。少なくとも8割近くの人が、「押しピン」という言葉を使用していると考えてよさそうだ。
さらに西の中国地方・四国地方でも「押しピン派」が優勢で、とうとう「画びょう派」が優勢な地域がなくなった。
割合を見てみると、中国地方で「画びょう派」34.4%、「押しピン派」46.9%、「モノによる」18.7%、四国地方で「画びょう派」21.1%、「押しピン派」47.4%、「モノによる」31.6%。
九州・沖縄地方でも同様に、「押しピン派」が優勢で48.0%の票を集めた。
ここでは「画びょう派」は32.0%で、「モノによる」が20.0%。
関西地方と比べるとやや「押しピン派」の勢いが落ち着いている感じだが、それでも優勢なことには変わりないようだ。
振り返ってみると、東日本と西日本でほぼはっきりと呼び方が二分される結果に。「押しピン」はやはり、西での呼び方と言えそうだ。
また、ほとんどの地域で2割以上の人が「モノによる」と回答していたところを見ると、はっきりどちらと決めていない人もそれなりにいるらしい。
日々の生活や仕事の中でもよく使われている「画びょう」「押しピン」。
使っている人が何と呼んでいるかを観察すれば、その人の出身地をある程度推測することもできるかも知れない。