バターの香りが漂ってきそう...! 胸ポケットから「鳩サブレ―」はみ出すシャツに反響
「ポケットのなかには ビスケットがひとつ」
そんな歌いだしではじまる童謡がある。
皆さんも子供の頃、一度は、叩くだけでビスケットが増える不思議なポケットがあったらいいな、と夢見たことがあるのではないだろうか。
ツイッターでは、そんな懐かしい歌を思い出させるシャツが話題になっている。
これは、ツイッターユーザーの麻子(@mako_phobia)さんによる2021年5月10日の投稿。
ポケットに入っているのはビスケット......ではなく、鎌倉銘菓、豊島屋の「鳩サブレー」だ。
こんがり焼けていて、とっても美味しそう。バターのいい香りがしてきそうなほどリアルな鳩サブレーが、胸ポケットから顔を覗かせている。
神奈川県出身のJタウンネット記者も、ぜひこれを着て地元愛をアピールしたい......。
このハイセンスなシャツに、ツイッターでは
「めっちゃ美味しそうやん。ちゃんと鳩サブレーやん。焼き色も完璧やん」
「『鳩サブレーが入っている!』『割れたら大変!』と叫んだのは私だけではないと思いたいです」
「発想がすごい!めっちゃ欲しい」
「こんなシャツを着てる人に会っていたら毎回毎回鳩サブレー食べたくって気が狂いそう(笑)」
といった反応が寄せられている。
このシャツはいったい、どこで手に入れたものなのだろうか。
Jタウンネット記者は12日、投稿者の麻子さんを取材し、詳しい話を聞いた。
「鳩サブレー」は刺繍
「シャツはお店で買ってきたもの、刺繍部分は自分で制作したものです」
と麻子さんは答えた。
なんとこの鳩サブレーシャツ、この世にたったひとつのオリジナルシャツだったのだ。
「本当に何となく『鳩サブレーて美味しくて可愛いなあ』と『ポケットの中にはビスケットがひとつ』の歌を組み合わせて作ってみただけでした」
と制作した経緯を振り返る麻子さん。
刺繍経験があまりなく15~20時間かかったというこのサブレーについて
「鳩なのにサブレっぽさを出すにはどうしようという事を考えていました」
とし、こだわりの点として
「美味しい食べ物に見えるようにオレンジや黄色を多めに使った」
「ぷっくりした感じを出すために縁の影になる部分を強調した」
「サブレは気泡の集まりでザクザクしているので、目を粗くして隙間にランダムに濃い色を入れた」
の3点をあげる。
また、作り上げてみての感想を
「とにかく時間と根気が必要だという事に気が付きました」
と語った。
見ているだけで鳩サブレーが食べたくなってしまうこのシャツ。
ツイッターでは4000件以上のリツイートと2万3000件以上のいいねを集めるなど話題になっている。この反響について、
「いかに鳩サブレーがたくさんの方に愛されているのかを感じました。同時に何だか恐れ多い気持ちになっています」
と麻子さん。その上で
「また鎌倉に遊びに行った時は(以前も経験済みですが)豊島屋さん本店でおやつとグッズを買い漁って散財したいと思います」
とコメントしていた。