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ただ「ぐるぐる」してるだけじゃなかったんだ... 名古屋駅のシンボル「飛翔」はかつて光る噴水だった

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2021.05.05 21:00
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Wikipedia commonsより、Alpsdakeさん撮影
 Wikipedia commonsより、Alpsdakeさん撮影

[ドデスカ - 名古屋テレビ] 2021年4月29日放送の「望木のイマネタ!」のコーナーで、名古屋駅東側のシンボル、「ぐるぐる」したオブジェについて紹介されました。

名古屋駅東側のシンボル、ぐるぐるした巨大のオブジェ。正式タイトルは「飛翔」といい、1989年名古屋市政100周年を記念して、建造されたもの。

高さ23メートル、横21メートルの大きさで、30年以上、名古屋の玄関口の象徴として、親しまれてきました。

実はこの「飛翔」、ただぐるぐるしているわけではなく、1989年~2001年まで、光る噴水として、名古屋の街を光と水で幻想的に包み込んでいたんだそうです。

水が車にかかると苦情が...

しかし、交通量の多い名古屋駅前、「飛翔」の水が車にかかると苦情が出るようになり、冬には、その水で道路が凍結し、事故の原因になる恐れもあったことから、噴水を停止。

さらに、ライトアップも光ファイバーや冷却装置の故障が絶えなかったことから、こちらも停止。今は、ただ、ぐるぐるしているだけになってしまいました。

そんな「飛翔」も、リニア中央新幹線の開業整備に向けた、名古屋駅周辺の整備に伴い今年度中に撤去され、その後は、名古屋駅から2キロほど離れた高速道路の下に再構築される予定だそうです。

今はただぐるぐるしているだけとはいえ、多くの人に愛されていたようで、「さよなら飛翔」と題したぐるぐるの中を見学できるイベントには、定員の10倍以上の申込があったそう。

あの風景がなくなるのは寂しいですが、次はどんな風景になるのかも楽しみですね。

(ライター:iwatami)

(5月6日15時0分編集部追記:記事初出時、本文中に脱字がありましたので修正しました)

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